ラムネ温泉館大分県竹田市直入町長湯7676-2
設計 藤森照信 + 入江雅昭
竣工 2005(平成17)年
撮影 2009年2月
長湯温泉は久住山系の温泉のひとつで高濃度の炭酸泉として知られています。その温泉街に近年オープンした一際ユニークな浴場がラムネ温泉館です。設計は建築史家にして建築家の藤森照信氏。
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私は藤森さんの実作を見たのはこれが初めて。仕事中に寄り道したので数分間しか見学できませんでしたが、それでも十分楽しめました。藤森さんのデザインは、類例のない独特の造形なのにどこか懐かしさを感じさせるところが面白い。その辺のバランスが上手いですね。



白黒のストライプが特徴的な外壁は、白い部分が漆喰で黒い部分は焼杉です。焼杉とは伝統技法の一種で文字通り杉板の表面を焼いたもの。表面を炭化させることで耐火性・耐久性が向上します。

銅板葺の大きな屋根、その頂部には松の木が生えているなど、藤森ワールド全開です。
大きな地図で表示左:ラムネ温泉館、右:
御前湯【関連サイト】
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