鎌田友介 × オ・ソックン《Japanese houses》

FaN Week は福岡市のアート事業 Fukuoka Art Next におけるイベントで、期間中は複数のプログラムが開催される。そのひとつ「福岡現代作家ファイル2023」は福岡城址の建築物などを会場にしている。 pic.twitter.com/bFrBWF65OY

— タケ (@take_all_a) October 17, 2023

第1回福岡アートアワードで市長賞を受賞した鎌田友介は、受賞作と同じく、本作も海外に建てられた日本家屋を通して日本の歴史を批判的に問う作品を発表。今回は韓国のオ・ソックン（Oh Suk Kuhn）との合同で（伝）潮見櫓の1階に鎌田、2階にオの作品が置かれた。 pic.twitter.com/xcmm0wzQ0W

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鎌田友介の福岡アートアワード受賞作についてはこちらのまとめを参照。https://t.co/8BlR6AWFKx

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鎌田友介の作品は2画面構成の映像で、左は植民地時代の仁川（韓国）に建てられた日本家屋、右は名護屋城址（佐賀県唐津市）である。名護屋城は豊臣秀吉による朝鮮出兵のとき日本側の前線基地だったところ。建築物は現存せず。 pic.twitter.com/2pzMfYm7DS

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近世と近代に日本が行った朝鮮侵略に関わる2つの空間を舞台に、パントマイムアーティストが「現存する / 現存しない」日本家屋に触れようとするパフォーマンスを行う様子が同時に上映される。 pic.twitter.com/jWsdGrEBFr

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スクリーン手前に置かれた木材は仁川の日本家屋で使われていたもの。 pic.twitter.com/LUGWRIy6BK

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オ・ソックンは仁川をはじめ韓国各地に現存する日本家屋を調査・記録する活動を続けている。韓国で「敵産家屋」と呼ばれる植民地時代の日本家屋は戦後、米軍と韓国政府を経て個人に売却、住民によって改装された。その日本と韓国の歴史が重なった室内の写真を展示。 pic.twitter.com/WLqg3doPoO

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作品のキャプションと作家の略歴。 pic.twitter.com/qO0ZXjYHpv

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鎌田友介とオ・ソックンが「釜山ビエンナーレ2022」に出展した作品を含むレポート。
美術手帖：港湾都市の土地に刻まれる物語。釜山ビエンナーレ2022を通してたどる歴史の巨大なうねり https://t.co/clu2qAl0Qr

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補足すると、福岡城を築いた福岡藩初代藩主の黒田長政は、朝鮮出兵にも参戦して手柄を立てている。この会場と作品の合致が偶然なのか、会場が福岡城址と決まった上で作家が内容を考えたのかは分からない（たぶん後者かな）。

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もう1点付け加えると、建築名称である潮見櫓の頭に（伝）が付くのは、この櫓が実は潮見櫓ではないと後年に判明したから。福岡城の建築は明治時代にほとんど解体され、他所に移築された櫓のいくつかは残った。 pic.twitter.com/vXoJY222bx

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「潮見櫓と伝わる櫓」は1956・S31に移築先から福岡城址に再移築。後に別の櫓が本物の潮見櫓と判明した。本物の方は福岡市が1991・H3に移築先から買い取って解体・保存しており、今年から復元工事を始めて2025・R7に完了する予定だ。https://t.co/p6Ns5seKvq

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今のところ、（伝）潮見櫓が47以上あった福岡城の櫓のどれなのかは分かっていない。 pic.twitter.com/AiQ7CJO5JL

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