折尾駅 駅前広場整備工事04(2023年7月)
新駅舎の完成後、駅前広場の整備が進む #折尾駅 (福岡県北九州市八幡西区)の2023・R5年7月下旬時点の状況を報告する。駅舎前広場と学園大通り広場を結ぶ高架下通路に古レールを再利用した街灯が設置され、5月に供用が始まった。 pic.twitter.com/AKjQr9YayV
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古レール街灯は全部で4基。 pic.twitter.com/VjzB0lMOMp
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街灯は、黒く塗装した2本の古レールをくっつけて隙間に照明を仕込んだ構造で、照明以外の隙間は幕板で塞いでいる。点灯時は未見。いずれ夜に折尾駅を訪れる機会を作って撮影したい。 pic.twitter.com/bVZYchmOvB
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市原さんによると、これらの古レールは解体された折尾駅 旧4-5番ホーム上屋の構造材として使われていたもので、刻印がある部分を切り取っている。街灯への活用は、記念性と実用性を兼ねた上手い方策だ。https://t.co/kYJS80p23t
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1枚目:折尾駅旧4・5番ホームの古レール造上屋(2006年)。
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2・3枚目:解体後、高架下に仮置きされた古レール(2018年)。 pic.twitter.com/IFHPfEHLas
では古レールの刻印を駅舎側から順に見ていこう。最初はドイツの KRUPP(クルップ)社製、1903年。同社はティッセンクルップという名称で存続している。ドイツを代表する鉄鋼と工業製品の巨大企業。 pic.twitter.com/pgRRKemEPb
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各街灯に貼ってあるキャプションは、下段のメーカー名と製造年を差し替えただけで上段の文面は4基とも同じ。KRUPP の読み仮名やどこの国の会社かといった記述が無いのは、いささか説明不足ではなかろうか。 pic.twitter.com/XOn5CX7efz
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2基目はアメリカの CARNEGIE(カーネギー)社製、1907年。同社は現在の US スチールである。アメリカの鉄鋼大手。 pic.twitter.com/FyuqumTuZZ
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3基目はアメリカの MARYLAND(メリーランド)社製、1900年。同社は1916年にベスレヘム スチールと合併。US スチールに次ぐ規模の鉄鋼大手に発展するが2001年に破綻し、インターナショナル スチール グループに売却された後、世界最大手のミッタル スチールと合併する。 pic.twitter.com/pq4VLLVrlq
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4基目は最初に紹介したのと同じ KRUPP(クルップ)社製、1903年。 pic.twitter.com/4TfshioSr3
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ちなみに、古レール造上屋が現役の鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)にはこういうプレートがある。せめて折尾駅も社名のカタカナ表記と国名は欲しかった。 pic.twitter.com/XORX0U46Eb
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筑豊本線の旧線跡に軌道が部分的に再現されたことは以前に述べたが、そこにも少し変化があって、「日本初立体交差駅の地」と記した石碑が建立された。 pic.twitter.com/joH6j7Ts9z
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さらに、駅舎前の花壇にブロンズ像が設置された。鹿児島在住の彫刻界の重鎮 中村晋也氏の作品でタイトルは「緑の季節」。 pic.twitter.com/JEgpM2bvyb
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もう駅前のような公共空間に裸婦像の時代じゃないだろうと思ったが、後で調べると、この像はもともと解体されたオリオンプラザ前に置かれていたようだ。そういえば見覚えがあるような… pic.twitter.com/edBSJaqzSP
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まあ、現地で気付かなかったということは、私のパブリックアートへの関心は所詮その程度なんだな。もっと関心を持たなければ。 pic.twitter.com/SH9WONUtGe
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ともあれ、これで折尾駅新駅舎の北側広場(駅舎前広場と学園大通り広場)の工事は完了し、9月から南側の整備が始まる予定だ。新々堀川の移設工事を行うようで、たぶん暗渠が露出するのではないか。画像は折尾地区総合整備事業ニュース「おりお」第40号から引用。 pic.twitter.com/A6s6UI9dRF
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