富田耳鼻咽喉科医院
福岡県太宰府市に要塞みたいな外観の #医院建築 がある。名称は富田耳鼻咽喉科医院 / 富田耳鼻科という。撮影 2023年6月。
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
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その強烈に個性的なデザインから、いわゆる珍建築やB級スポット好きの世界ではけっこう有名だ。私も以前から存在は把握しており、太宰府に出かけるたびに立ち寄ろうと思いながらずっと先送りしていたが、先日ようやく見てきた。 pic.twitter.com/sURNpR4KiF
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
設計者・竣工年とも未確認。見るからに手間暇がかかっていそうなデザインなので、バブル時代かその前後の建築ではなかろうか。 pic.twitter.com/Zn9A0oZ9a7
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構造は鉄筋コンクリート造で、外壁を覆うルーバーもプレキャストではなく現場打ち。ブリーズソレイユが流行ったモダニズム全盛期ならともかく、それ以降の建築で細かいルーバーを現場打ちで造るのは珍しい。 pic.twitter.com/cu9jnEsFVJ
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(小声で)しかし、ルーバーを足掛かりにして屋上に侵入できそうな気がする。 pic.twitter.com/QF6tt5PbtN
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最も驚嘆したのは階段室の屋根 / ハイサイドライトの部分だ。凝り過ぎでしょw pic.twitter.com/Wz20Nk7iae
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道路側(西立面)はなんだか顔っぽい。 pic.twitter.com/3GOcVS38M4
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南立面。 pic.twitter.com/w64hs48DH5
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さらに、この医院には独立した塔が建っていて脚部もルーバーで覆われている。建築本体なら日除けの機能があるものの、人が立ち入らない塔に設置しても機能的な意味は無く、設計者のルーバーへの偏愛ぶりがうかがえる。 pic.twitter.com/B0rqGj0UQS
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多数の給水塔を見てきた団地マニアとしては、ルーバーは付けず3本脚をそのまま現した方がカッコイイのに、と思う。 pic.twitter.com/2TAl5EwSLX
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
当初は給水塔かと推測したが、頂部にタンクらしきものが見えないし、脚部にはタラップしか付いていなくて配管類が無いということは、これは純粋な装飾塔なのだろう。いや、いちおう医院の名を掲示するサインの役割はあるけど。 pic.twitter.com/q2ZKvFWrKV
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
ただ、ロードサイド店舗のサインポールは走行中の車から見えるよう道路際に建てるのが基本なのに、この塔は敷地の奥に建っていて道路からの視認性はあまりよくない。よって、サインの役割は重視していないはず。 pic.twitter.com/CuQieROQBY
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
いずれにせよ、医院建築の規模で鉄筋コンクリート造の複雑な造形の塔を建設すること自体、今では考えられないお金の使い方だよね。
— タケ (@take_all_a) August 1, 2023
ワンダーJAPON(4)に掲載したあのカッコいい建築のまとめ!ちなみに定礎に「昭和六十一年二月 設計監理 株式会社三笠設計事務所 施工 西松建設株式会社」とありました。ウラが取れず本では書いてないけど、もしかしたらこちらがその設計事務所なんじゃなかろうかと…情報募集中です。 https://t.co/06FyahnrUE pic.twitter.com/mjQNDCKbxq
— ワンダーJAPON編集部公式 (@isamu_WJ) August 2, 2023
ご教示ありがとうございます。というか、ワンダーJAPON4号は持っているのに掲載されていることを失念していました。事前に再読していれば定礎を見落とすミスもしなかったのに、お恥ずかしい限りです。
— タケ (@take_all_a) August 2, 2023