太宰府天満宮 仮殿
菅原道真を祀る天満宮の総本社として知られる太宰府天満宮(福岡県太宰府市)。その本殿の大改修に伴い、3年間の工事期間中のみ使用される仮殿が、 #藤本壮介 氏の設計により2023・R5年5月に完成した。 #太宰府天満宮仮殿 pic.twitter.com/buK0phiclO
— タケ (@take_all_a) July 30, 2023
本殿が建屋で覆われる前に、本殿と仮殿が並ぶ光景を見ておきたくて、完成後すぐ現地に行ってきた。2ヶ月遅れとなったが、そのときの写真をアップしていく。 pic.twitter.com/6iDHOjfOSb
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コロナ禍の影響はほぼ治まって、境内と参道は一般参拝者、修学旅行生、インバウンドの人々で溢れている。混雑を避けたいなら、早朝か閉門直前の時間帯がおすすめ。開門・閉門の時刻は季節によって異なるので公式サイトで確認されたい。https://t.co/mGdKc4ErUm pic.twitter.com/oAMpIVhcHy
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屋根は半円形のお皿を傾けたような形状。 pic.twitter.com/1OWKLhMOAU
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屋上緑化の草木と隣接する山の緑が一体化して見える。 pic.twitter.com/XP9hofLahL
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本殿と仮殿。太宰府天満宮は拝殿を持たないのだが、本殿前に建つ仮殿は拝殿のようにも感じる。 pic.twitter.com/IHmMvW2ELL
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仮殿と楼門。 pic.twitter.com/m5xqEQKpi9
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楼門を通して仮殿を見ると、屋根の緑がひときわ目立つ。 pic.twitter.com/G1b2UQgtDC
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屋上緑化は大林組の技術による。同社の施工実績ページによると、藤本壮介氏の建築では白井屋ホテル(群馬県前橋市)の前例がある。https://t.co/oBuTVEQLeq pic.twitter.com/5t2fQmKpcw
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裏側は目視できる範囲が少なくてあまり撮れなかった。屋上緑化の自動潅水用と思われる配管が見える。 pic.twitter.com/JezKfERNeJ
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軒裏 / 天井の曲面が、屋根の浮遊感を出すのに効果的な役目を果たしている。この曲面の取り方が実に上手い。 pic.twitter.com/bmrhqYdOYR
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軒先と軒樋。枯れ草や枯れ葉で樋が詰まらないようメッシュが張ってある。 pic.twitter.com/b72O58kQEq
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仮殿の完成前にパースを見た段階では、屋根に降った雨水をどうやって落とすのか分からなかったが、もちろん竪樋はある。目視で4カ所(賽銭箱の両脇と斎場に2つずつ)を確認。 pic.twitter.com/JSrsvYSSlt
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賽銭箱両脇の細い円柱は竪樋で荷重は負担していない。つまり斎場内の柱から先端は片持ち。構造は Arup(アラップ)による。雨水はそのまま地面に落とすのではなく、手すり下部の幕板に隠した配管で仮殿基壇部に横引きしているようだ。 pic.twitter.com/qMdiaoGMDc
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仮殿内部の斎場。ここに入れるのは祈願を受ける人のみ。写真は外から望遠レンズで撮ったもの。 pic.twitter.com/SS6Dm2J5gH
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仮殿のために仕立てられた御帳(みとばり)と几帳(きちょう)は、ファッションブランド Mame Kurogouchi を率いる黒河内真衣子氏がデザイン。御帳についてはファブリックメーカーの川島織物セルコンが製作した。https://t.co/oAbKL31X6O pic.twitter.com/nxuenaARBY
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賽銭箱も仮殿のための特注品。ただ、「新建築」のデータシート欄に記載された賽銭箱の担当事務所をネットで検索しても情報が見つからず、詳細は分からない。 pic.twitter.com/wV4NnAQXiI
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6月夕刻の仮殿。ライトアップを見たかったものの、1年で最も日が長いこの時期は閉門時間でもまだ明るかった。秋頃に再訪しよう。 pic.twitter.com/B3jJB5cjrR
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ついでといっては何だが太宰府天満宮 本殿(1591・天正19年、国重文)の裏側。現在は本殿を覆う建屋を建設中。まだパネルは貼っていないようなので、鉄骨に囲われた本殿を見物するのも一興かもしれない。 pic.twitter.com/5dI2ipcSRp
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