LUMO BOOKS(ルーモ ブックス)移転オープン
福岡市中央区谷(桜坂と六本松の間の地区)の古民家に移転オープンした古書店 LUMO BOOKS(ルーモ ブックス)に行ってきた。お店の魅力もさることながら、まず敷地がすごい。 pic.twitter.com/vDc2oibfX2
— タケ (@take_all_a) July 22, 2023
先日のツイートに繋げる形で改めて。福岡市中央区谷にある築80年の古民家に移転して 7/7 にオープンした古書店 LUMO BOOKS(ルーモ ブックス)を先日訪れた。Googleマップ https://t.co/WSOHJb6X3L#LUMOBOOKS pic.twitter.com/kNADcuU1fp
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
LUMO BOOKS の営業日は金・土・日の12~18時。最新情報は店舗の公式 Facebook を確認されたい。https://t.co/HEy7yaQUXF
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
谷という地区は桜坂と六本松の間、福岡市動植物園がある丘陵地の西斜面に位置する。あの辺は細い道が入り組んだ古い住宅地で緑地が割と残っているのは知っていたが、そういう敷地に足を踏み入れたのは初めてだ。 pic.twitter.com/jbo9cRWh2m
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六本松から LUMO BOOKS に向かう途中の道路。ホントにこの先に古本屋なんてあるのかと少し不安になるが、さらに進むと─ pic.twitter.com/MYGtbSHeTE
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
東西2カ所ある敷地出入り口のうち西側の方に着く。「UMAYADANI TERRACE 馬屋谷テラス」と書かれたサインが目印だ。馬屋谷テラスについては後述する。 pic.twitter.com/N1Z8VThfRP
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谷地区は細い道が多い傾斜地ながらも、六本松や桜坂に隣接するとあってマンションやミニ戸建ても少なくない中、そうした開発から取り残された形で緑豊かな敷地が残る。九十九折りの小径を上るとやがて古民家が見えてくる。 pic.twitter.com/aZYDVIMI6h
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こちらは敷地の東側アプローチから見たところ。 pic.twitter.com/e4hn3QCim8
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
LUMO BOOKS / 馬屋谷テラスは地下鉄の桜坂~六本松間の桜坂寄りに位置する。実は、私は行きは桜坂駅から歩いて東側にアクセスした。前掲の写真は、六本松への帰路に撮ったものを逆順で出している。ただ、桜坂からのルートはアップダウンがかなり激しいので、六本松から行く方を私は勧める。
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
なお、現地に駐車場は無い。車で行く場合は、六本松の裁判所周辺のコインパーキングにでも駐車して徒歩で向かうことになる。
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
この敷地と古民家は馬屋谷テラスという名称が付いていて、古民家には古書店 LUMO BOOKS と、カジワラブランディングというロゴやアートディレクション等を手掛けるデザイン事務所が入居している。 pic.twitter.com/GHfgjTLQGa
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
正確にいうと、最初にカジワラブランディングがこの古民家を見つけて事務所を移転し、入居するビルの建て替えで移転を迫られた LUMO BOOKS が後に入ったという順番になる。
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
カジワラブランディング > 会社移転のお知らせ https://t.co/0RM9Vmj32R
現在「谷」と呼ばれる地区は、かつて黒田藩の藩主の馬をつなぐ場所で「馬屋谷」という地名だったそうだ。そこでカジワラブランディングがこの場所を「馬屋谷テラス」と名付けた次第。ちなみに馬屋谷の名は現在もバス停に残っている。 pic.twitter.com/rxUf7wn0TY
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LUMO BOOKS の玄関。 pic.twitter.com/9Eo2lY95Q0
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
店内の1階。LUMO BOOKS は人文系・アート系を中心とした古本や、博物学関係の小物(標本や鉱物)などを取り扱うお店で、この内容は移転前と変わらない。たまに建築関係の専門書が出ることもあって、移転前の店舗で数冊ほど買ったことがある。 pic.twitter.com/7Xxz18TWus
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元が古民家なので座敷があって、文机で古書の内容を確認したりできる。 pic.twitter.com/95BCXIAgov
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座敷から古書店スペースを見る。この座敷は馬屋谷テラスにおける「Public Space」に位置づけられている。 pic.twitter.com/qWIBuzRwad
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
縁側と外の眺め。ひときわ大きな建物は、九州大学六本松キャンパス移転後の再開発地区に建てられた裁判所庁舎だ。 pic.twitter.com/uICRAvG3B0
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
下屋部分の小屋組と、売り物の標本や鉱物など。 pic.twitter.com/HKGM6MSs9h
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
2階。念のために言っておくと、撮影はお店の許可を得ている。 pic.twitter.com/vj42t6vAlr
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
撮影のお礼の意味も兼ねて何か買おうと本棚をチェックし、ある有名な写真集を見つけてものすごく欲しかったのだが、ちょっといいお値段で手が出なかったw 結局、買ったのはポストカード2枚。 pic.twitter.com/xlQg0SVQQs
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
本棚に並ぶ本の一部。 pic.twitter.com/2AXecpZM07
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
この古民家の正確な竣工年は明らかにされていないが「築80年」とのこと。今年(2023年)から単純に引くと1943(昭和18)年だ。戦争末期や終戦直後は建設資材の入手が難しいはずなので、そうなる直前に建てられたのだろうか。 pic.twitter.com/hXIfPqSv1q
— タケ (@take_all_a) July 26, 2023
LUMO BOOKSの渕上ともうします。詳しいリポート、ありがとうございます!
— 渕上コウジ (@FuchigamiKoji) July 27, 2023
正確には、シェアオフィスを解体して新しい事務所を探していたカジワラさんと、立ち退きを迫られていたLUMOで一緒にやろうという話になり、共同で物件探し、馬屋谷テラスの立ち上げをしたという感じです。
LUMOの立ち退き問題がなかなか解決せず、一年遅れの入居になりました😅
— 渕上コウジ (@FuchigamiKoji) July 27, 2023
この家、私の妻の伯母さんのお宅で、住む人がいなくなって売りに出したのです。
— 吉田 潔 (@donamicmr) August 12, 2023
妻の実家もこの家のすぐ下でしたが、今では人手に渡っています。
ここ正式には馬屋谷ではなく浪人谷というそうです。
福岡藩の下級武士が住んでいた地域です。
今度妻と一緒に訪れてみます。