アメリカ企業が発表した海の中道海浜公園における統合型リゾート(IR)計画の疑問点
福岡“IR”建設にアメリカ投資会社が名乗り~異例の「民間から提案」 RKB毎日放送 #福岡 https://t.co/UIazw6VssX カジノを含む統合型リゾート=IR アメリカの投資会社 福岡市に建設する計画案を発表 民間がプランを示して誘致を要請する異例の形で、戸惑いや反対の声もあがっています
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
アメリカのバリーズコーポレーションという企業が3/30に福岡市内で記者会見を開き、福岡市東区の「海の中道海浜公園」にカジノを含む統合型リゾート(IR)を建設する計画案を発表した。だが、RKBの報道を見る限り杜撰な計画だと言わざるを得ない。
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事前に流布した IR 施設の完成予想パースから、建設予定地は同公園の「光と風の広場」一帯だと判明していた。しかしここには今月、Park-PFI 方式で新たなレクリエーション施設が開業したばかりだ。
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ニュース映像でバリーズ側の答弁を聞くと、あくまでもあの場所は候補地であって、公園内の別の場所でも構わないと受け取れる。ただ、そうだとしても Park-PFI 事業はかなり前に公表されていたのだから、当該敷地以外でパースを描き直すのがビジネスの礼儀だろう。
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
たとえ構想段階だとしても、開業したばかりの新レクリエーション施設の敷地にぶつける振る舞いは、事業者の三菱地所グループに対してかなり失礼な話である。「オレ達がカジノを建てるから君らはどいてね」と言っているに等しい。
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
そもそも海の中道海浜公園は国土交通省直轄の国営公園であり、園内の開発には同省の許可が必要だが、バリーズコーポレーションは国に根回しをしているのか? 許可が下りる見通しはあるのか? 海の中道海浜公園の長期計画にカジノや IR の文言はまったく出てこないのだが。
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
しかも高島市長は、福岡市はIR誘致を検討していないと3/3に議会で答弁。福岡商工会議所の会頭もRKBの取材にこの計画について「何も聞いてないなあ」とコメント。つまり行政や地元経済界にまったく根回しができていない。
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もともとカジノに反対だった地元東区の住民も改めて反対を表明。以前からこの IR 計画を猛烈にプッシュしている NetIB-News は、地元住民が進出を熱烈に望んでいるかのように報じているが、実際は約1万2千人分の反対署名が福岡市に提出されていた。
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要するに、バリーズコーポレーションは見切り発車で正式発表したことになる。ナニコレ? ビジネスの体を成していないよ。記者会見を開くからにはちゃんと根回しが出来ているものと思っていたのだが、ちょっとお粗末すぎる。
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
ちなみに海の中道海浜公園一帯は戦後にアメリカ軍が駐留し、返還後に国が公園を開発した歴史がある。地元の意向や先行事業を無視したバリーズコーポレーションの強引な態度は、まるで進駐軍を思わせる。
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022
この IR 計画のコンセプトは「1960年代の古き良きアメリカ」らしい。米軍が駐留した歴史を踏まえたコンセプトだと推測するが、態度まで進駐軍の真似とは、いやー本場のアメリカンジョークはシャレがキツいねー、HAHAHAHA
— タケ (@take_all_a) March 30, 2022