2022年1月 長崎旅行06 駅舎
2022年1月の長崎旅行中に見たアレコレのシリーズ、今回は駅舎を紹介する。まずは #島原鉄道 の廃止区間に残る安徳駅の遺構(長崎県島原市)。 pic.twitter.com/U73VKF9qGc
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
島原鉄道の路線はかつては諫早駅(諫早市)を起点に島原半島の有明海沿岸部を半島南端まで延びていたが、2008・H20に島原外港駅(現 島原港駅)から先、ざっくりいうと半島の南半分の区間が廃止された。 pic.twitter.com/aWWazN4IPd
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
廃線跡には築堤、橋梁、駅舎などがまだかなり残っている。島原鉄道は1990年代の雲仙普賢岳の火山活動やそれに伴う土石流で被災し、復旧事業で安徳駅は高架駅に建て替えられたものの、約10年で役目を終えた。 pic.twitter.com/he42IirM96
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
同じく廃止区間にある原城駅の遺構(南島原市)。壁面に近隣店舗の駐車場サインが掲示されているが、駅自体は何も使われていない。原城は江戸時代の島原の乱にて一揆勢が籠城の末に壊滅した場所で、原城駅はその城址の最寄り駅だった。 pic.twitter.com/9F3xa2LzNh
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
レールと枕木は撤去された一方でホームや上屋はそのまま。他の廃駅もこのような状態が多いが、時間の都合で今回見たのは安徳駅と原城駅の2ヵ所のみ。 pic.twitter.com/ySWhQngTUZ
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
次は島原鉄道の現役区間から。写真は島原城のお堀際から七万石坂という坂道を通して島原駅(島原市)を見たところ。デザインは城の大手門をモチーフにしている。今回は遠くから眺めるにとどまった。 pic.twitter.com/mfIUSvb2hK
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
島原鉄道の霊柩公園体育館駅。単式ホーム1面1線のシンプルな無人駅だ。同駅を訪れたのはレンタカーを借りたお店の最寄り駅という単純な理由。ここから諫早駅まで鉄道で移動した。 pic.twitter.com/dlDd9nXHnP
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
後で調べたら、駅に隣接する霊柩公園にかつて島原鉄道が使っていたC12形蒸気機関車が静態保存されているという。これは見落としていた。 pic.twitter.com/s563r5jx0M
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
島原鉄道 大三東(おおみさき)駅(島原市)のホームを車窓から撮影。海岸沿いに位置する同駅からは有明海が視界いっぱいに広がり「日本一海に近い駅」と有名だ。しかし写真はスマホの自動補正で明るいが実際はほとんど真っ暗。 pic.twitter.com/E20tMH8jmS
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
途中下車して景色を堪能するつもりだったが、行程がずれ込んで到着時は日が暮れた上に寒さも厳しかったので諦めて通過した。因みに島鉄の鉄道むすめ「神代みさき」の下の名前は大三東駅が由来である。 pic.twitter.com/Ino5t6POlv
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
参考記事:海の見える駅 > 大三東駅 https://t.co/BAH6zuWNR1
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
付け加えると「神代みさき」の名字は神代(こうじろ)駅(雲仙市)から。同駅の近くには「神代小路(こうじろくうじ)」という重伝建地区に選定された鍋島藩の武家屋敷群がある。
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
そして諫早駅に到着して新駅舎(再開発ビル)の立派さに驚く。左が駅(東口)で右はホテル。さすがに新幹線が開通するとなると大きく変わるものだね。現駅舎は3代目で2018・H30年に供用開始。駅の設計は鉄道・運輸機構(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)。 pic.twitter.com/HiBBjZF5Yy
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
諫早市は長崎市、佐世保市に次ぐ長崎県下第3の都市で、諫早駅は私鉄の島原鉄道とJR九州の長崎本線・大村線が乗り入れる交通の要衝だ。これに2022年秋にも開業予定の西九州新幹線が加わる。写真は新幹線側の西口駅舎。 pic.twitter.com/D4OCs6q97H
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
東口の吹き抜け。諫早駅は3階建ての橋上駅で、中2階に島原鉄道の改札が、3階にJR九州の改札がある。新幹線の停車駅で橋上型は珍しいのでは。島鉄やJR九州の在来線だけでなく新幹線も地平ホームなので橋上駅が選択されたと思われる。 pic.twitter.com/05iT8gOL5F
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
島原鉄道の改札口。あ、「神代みさき」の全身パネルを撮るのを忘れてた。 pic.twitter.com/nWeoEDOlcp
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
諫早駅3階の自由通路。両側に店舗(コンビニ、カフェなど)や観光案内所が並ぶ。 pic.twitter.com/LHm1XMoaAl
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
諫早駅でJR九州に乗り継いで長崎駅に向かう。続きは後日に。 pic.twitter.com/Icxwrht5Ox
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
ご教授ありがとうございます。https://t.co/rLIKMdYKhV
— タケ (@take_all_a) February 5, 2022
長崎旅行、駅舎編の続き。これがシン・長崎駅か… 大屋根に覆われた頭端式ホームというヨーロッパの主要駅のような空間が九州にできるとは実に感慨深い。そうそう、こういう駅の登場を待っていたのよ。 pic.twitter.com/nTr3ZguKVr
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
長崎駅は2022年秋に開業予定の西九州新幹線の乗り入れに伴い、在来線も高架ホームに建て替えられ、先に供用が開始された。高架やその内部の駅機能の設計はたぶん鉄道・運輸機構だと思う。 pic.twitter.com/Qm8HgW4COW
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
一方、大屋根を含む駅の意匠関係や駅前広場の基本計画は、長崎県が実施したプロポーザルで設計領域(東京都)をはじめとするグループ(共同:川村宣元建築設計事務所、都市環境研究所、復建調査設計、日本交通技術、KAP、フォーライツ、羽藤英二 / 東京大学)が選ばれた。 pic.twitter.com/gTlqA4kVy7
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
プロポ提案書は下記にて公開されている。注:実際の屋根架構は異なる。
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
長崎県 > 長崎駅舎・駅前広場等デザインプロポーザル審査結果 https://t.co/nlknNJYWl7
通常、在来線と新幹線は軌道が異なり改札も別々といった理由から、乗り場や駅空間は別個に設置される。両者のホームが平行に並ぶ場合でも、上屋は構造的・意匠的に分けるのが基本だ。写真は熊本駅の在来線と新幹線のホーム上屋(在来線は安藤さん)。 pic.twitter.com/ys4Ks12Z0d
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
ところが長崎駅では在来線と新幹線のホームが連続した屋根架構で覆われる。このケースは九州の新幹線駅ではたぶん初めてで、全国的にも珍しいのではないか。また、リレー方式による対面ホームが設置される武雄温泉駅(佐賀県武雄市)も、両者が一体的な空間になる模様。 pic.twitter.com/qYE7dUYD6V
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
高架下の改札内コンコース。この辺も設計領域が手掛けたのか、どこまで担当したのかはよく分からない。それにしても一大観光地の長崎市で駅のコンコースに誰もいないとはコロナめ… pic.twitter.com/Mitz7N6caH
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
改札外のコンコース。内はレンガで外は木が基調なのかな。まだ西九州新幹線の開業前なので今回はチラ見にとどめた。長崎駅は西九州新幹線の開業後に再訪してじっくり見学したい。 pic.twitter.com/4V5RW2KGw7
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
再開発中の長崎駅前。要するに駅が後ろの高架に移動して、空いたスペースに駅ビルと広場ができる。 pic.twitter.com/v9qbfmiXhX
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
長崎駅再開発の完成予想パース。 pic.twitter.com/ANQ0HEqAEo
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
長崎駅だけでなく長崎本線の長崎駅から浦上駅の先まで高架化された。写真はその浦上駅。供用開始は2020年3月。 pic.twitter.com/1cvLSLqDDL
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
駅舎編の最後は長崎電気軌道(厳密には駅舎ではなく電停)。写真は路線網北端の赤迫電停。 pic.twitter.com/mB6plyFmXs
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
そういえば今まで路面電車の終点を意識的に見たことはなかった。道路の真ん中で路面電車が次々と折り返す様子は見ていて楽しい。 pic.twitter.com/mHLWpHdWFs
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
長崎電気軌道の浦上車庫を車窓から撮影。 pic.twitter.com/KNmNeoltza
— タケ (@take_all_a) February 6, 2022
【関連記事】