福岡大名ガーデンシティ01(2021年10月)
(仮称)旧大名小学校跡地活用事業の現場(福岡市中央区大名)、2021・R3年10月中旬の状況。鉄骨の建方が進み、特徴的な形状が次第に現れてきた。 #大名プロジェクト #天神ビッグバン pic.twitter.com/szAmt3wkxl
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
旧大名小学校跡地活用事業の概要をおおまかに説明すると、旧大名小学校などが建っていた敷地の再開発計画で、福岡市の天神地区再開発促進策「天神ビッグバン」による容積率や高さ制限の緩和を受けている。 pic.twitter.com/eQTHxq55o7
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
もっとも、天神ビッグバンといいながら対象プロジェクトのうち本件だけは大名地区にあるのだが… pic.twitter.com/DJRWRZ4F9H
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
敷地内の主な建築物はオフィス・ホテル棟、コミュニティ棟、旧校舎の3棟。「旧校舎」とは旧大名小学校の校舎のこと、それ以外の2棟が新築で2022年1月から順次供用開始、12月に竣工して全て開業する予定だ。 pic.twitter.com/fylfmQcXeV
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
今回の掲載写真は北側前面道路=明治通りから撮影したオフィス・ホテル棟である。コミュニティ棟と旧校舎はこの向こう側に位置し、明治通りからは見えない。左の建物は西鉄グランドホテル。 pic.twitter.com/9CPok1y0qZ
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
設計監理は久米設計・醇建築 設計共同体。たぶん久米設計がオフィス・ホテル棟、醇(じゅん)建築がコミュニティ棟の分担ではないかと。醇建築(正式名称は醇建築まちづくり研究所)は福岡市の設計事務所。 pic.twitter.com/KBz5jk5a0M
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
敷地の南側から見たパース。一番大きいビルがオフィス・ホテル棟(25階建て)、その左がコミュニティ棟(11階建て)、文字が被ってやや分かりにくいが手前の建物が旧大名小学校の校舎(3階建て)だ。中央の広場は小学校時代のグラウンドを活用したもの。 pic.twitter.com/viQnRrPhIy
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
前掲パースと同じアングルをGoogleマップの3Dモードで表示。 pic.twitter.com/D0zH4EIXnf
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
オフィス・ホテル棟の建築概要は、階数 地下1階 地上25階、高さ 約111m、建築面積 約5,600㎡、延床面積 約91,300㎡、構造 鉄骨造 + 鉄筋コンクリート造 + 鉄骨鉄筋コンクリート造。写真手前は別のビルの解体現場。 pic.twitter.com/DV6HLPh7CT
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
オフィス・ホテル棟のおおまかなフロア構成は1・2階 商業施設、3・4階 カンファレンス施設、5~16階 オフィス、17~24階 ホテル。ホテルは「ザ・リッツ・カールトン」が進出する。写真はオフィスフロアの広告。 pic.twitter.com/iZeCuEZONy
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
福岡市はかつて2019年のG20サミット(20か国・地域首脳会合)誘致を目指したが大阪市に敗れた。サミットを開催するにはホテルが足りない、特に各国首脳が宿泊できるハイグレードホテルが少ないことが理由といわれている。 pic.twitter.com/2umqOezkMC
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
今月、高島・福岡市長は2023年のG7サミット(先進7カ国首脳会議)誘致を目指すと表明した。リッツ カールトンの開業を踏まえ、G20落選のリベンジを果たしたい考えだ。写真はホテルに関するお知らせ看板。客室数は162室で全室50㎡以上。 pic.twitter.com/S4OlPnMdP8
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
それにしてもすごい架構だよね。これで成立するんだ。 pic.twitter.com/wXoh20trF0
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
明治通りから見たオフィス・ホテル棟のパース。全体的には2つのソリッドなガラスのボリュームが寄り添った形状になっていて、中央に割れ目のような凹みが設けられている。 pic.twitter.com/xlP188uJV8
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
ボリュームを斜めにカットした形状は、概ね2000年代に入ってからの世界的な流行で、源流は20世紀後期のデコンストラクティビズム(脱構築主義)だと思うけど、あまりよく知らないのでボロが出ないうちにこの話は止めておこう。 pic.twitter.com/Rrt35GUg8l
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
私は大名プロジェクトのパースを見てデコンの代表格であるコープ ヒンメルブラウ(オーストリア)が思い浮かんだ。彼らが設計したヨーロッパ中央銀行(独フランクフルト、2014)に似ている気がする。
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
KENCHIKU > 世界の建築は今 No.141 > ヨーロッパ中央銀行 https://t.co/zRMeGoZ9Vg
久米設計 > PROJECT > 旧大名小学校跡地活用事業 https://t.co/y9yax4lMTt
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
ところで、この施設は正式名称がまだ決まっておらず、法手続き上の「(仮称)旧大名小学校跡地活用事業」の他、通称として「大名プロジェクト」と喧伝されたが、事業主の公式サイトは「福岡大名プロジェクト」と呼称している。「福岡」は付けるべきかしら?https://t.co/iLA6N9ZeDK
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
「大名プロジェクト」は無関係の案件と名前が被るので頭に「福岡」を付けたのだろうけど、大名プロジェクトという通称が既に定着したし、事業主の名称も大名プロジェクト特定目的会社だからなあ。 pic.twitter.com/2acWSOdIfL
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
というわけで、私は「大名プロジェクト」という通称を今後も使うつもり。
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 21, 2021
【関連記事】