「絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。」
商業施設イムズ(福岡市中央区)が8/31に閉館したことに伴い、8階のアートギャラリー「三菱地所アルティアム」も終了した。アルティアム最後の企画展の内容を簡単に紹介したい。 #イムズ #おしまイムズ #三菱地所アルティアム pic.twitter.com/AXPwrT8XVb
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最後の企画展は、アルティアムで展示をしたことがある作家7名によるグループ展の形式で行われた。「絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。」という長い企画展名称は、出品作家の一人、最果タヒの詩の一部である。 pic.twitter.com/3fYccCy7Sk
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現時点でアルティアムのウェブサイトは残っている。閉館後も残すのは珍しい(というか、残す方がスタンダードになってほしい)。恒久的に維持してくれるのだろうか。
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絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。https://t.co/ytZLx6kpG0
ここでは出品作家7人中、5人の作品を紹介する。
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最果タヒ Saihate Tahi《絶滅》。壁のクロスに詩文を直接プリントしたっぽい。この詩は本展のための書き下ろし。 pic.twitter.com/jdhy2XI9PP
鹿児島睦 Kagoshima Makoto《鳥 II 》。平皿に絵付けをした陶芸作品。 pic.twitter.com/ROKbHw6U8c
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鹿児島睦 Kagoshima Makoto《鳥 III 》。陶板画。 pic.twitter.com/TWfDsNVPnh
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潘逸舟 Han Ishu《where are you now》。消波ブロックをモチーフにしたオブジェ。 pic.twitter.com/pL8Z0o2rUo
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本作は「日産アートアワード2020」でグランプリを受賞した。下記はそのレポート。
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ART iT > 日産アートアワード2020は、潘逸舟が受賞 https://t.co/KtQKy7hsIX
塩田千春 Shiota Chiharu《大陸を越えて》。 pic.twitter.com/JcQds1NMEU
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淺井裕介 Asai Yusuke《Following the last breath》。壁のビス穴を埋め戻した跡の位置に花を描いたり、外壁タイルの予備に絵を描くなど、アルティアムやイムズの歴史をリスペクトした作品。 pic.twitter.com/ABrwRAZPBU
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建築クラスタとしては、このような建築や空間の歴史を踏まえた作品にグッとくる。 pic.twitter.com/cEcweqTiWj
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さらにイムズの最後ということで、建物の内外にも淺井裕介氏の作品が直接描かれた。これはエスカレーター横のガラスに描かれた絵。 pic.twitter.com/uLQG5sVYl1
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同じくエスカレーター横の絵。 pic.twitter.com/qQ3V0QzBsi
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エスカレーター本体のパネルにも小さなイラストが。 pic.twitter.com/Nl4iHAwxQy
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これも淺井裕介氏で、外部の照明カバーのひとつに色を塗った。3枚目は本来の状態。 pic.twitter.com/r8tzcKRnle
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三菱地所アルティアムは、国内外で活躍するアーティストの作品を福岡で見せてくれる貴重なギャラリーだった。入場料は破格の400円で、チケットを持っていれば期間中、何度でも再入場OK! しかも撮影OK! pic.twitter.com/k8Zhc2A53G
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こんな贅沢な運営が可能だったのは、もちろん三菱地所の財力があればこそ。バブル期に流行った企業メセナのひとつだが、地方都市で32年間も続けたことに地元民としてはいくら感謝してもしきれない。 pic.twitter.com/lOiqhCoH8Z
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アルティアムまで無くなったのが個人的にはイムズの閉館における最大のショック。建築やデザイン関係の企画展もときどき開催してくれたのに。写真は2019年の田根剛建築展。 pic.twitter.com/bQzkkdWOzG
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正直なところ、イムズの建て替えを引き起こしたという点で、私は天神ビッグバンに諸手を挙げて賛成する気にはなれないんだよねえ。当初、イムズの建て替えまでは市役所も想定していなかったはず。 pic.twitter.com/TOG5i5192d
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まあ、いまさら個人が文句を言ってもどうしようもないけど。三菱地所はイムズ解体後に建てる新しいビルにアルティアムと同じようなギャラリーを復活させてくれるだろうか。
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