「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs 多様性への道」
今年(2021・R3)、福岡県北九州市で「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」が開催された。主にゴールデンウィーク中に展示された東田地区(八幡東区)の作品群が注目を集めた印象だが、実はもうひとつ会場がある。 #北九州未来創造芸術祭 pic.twitter.com/y7tmWxwNv3
— タケ@ALL-A (@take_all_a) July 10, 2021
それが、北九州市立美術館本館(戸畑区)で開催された「多様性への道」という展覧会だ。福岡県へのコロナ禍の緊急事態宣言発出に伴い公開が一時中断されたものの、6/22から再開して7/11に終了する。 #多様性への道 pic.twitter.com/VmHyByQeQf
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というわけで、私は同館で6/22に開幕した「ザ・フィンランドデザイン展」と併せて見てきた。ファンが多い北欧デザイン展が盛況だったのに比べて、「多様性への道」展の会場である3階コレクション展示室に足を運ぶ人が少なかったのはちょっと残念。 pic.twitter.com/ByMGojPpFj
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本展に限らず、お目当ての企画展だけ見てすぐ帰る人が多いのはもったいない。終了直前の紹介になってしまったが、もしフォロワーさんで明日(7/11)フィンランド展を観賞しに北九州市美に行く人がいれば、「多様性への道」展もぜひご覧いただきたい。 pic.twitter.com/yhlLIONCL7
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さて「多様性への道」展では、国際的な取り組みであるSDGs(持続可能な開発目標)が掲げる様々な目標から「社会的包摂」をテーマに設定し、障害やジェンダーなどのハンディキャップを持つ人達の作品や、この分野をテーマにした作品を展示している。
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「北九州未来創造芸術祭」の総合ディレクター南條史生氏による解説動画のうち、「多様性への道」展に関する部分(1:18~)。https://t.co/PMSm2uQkjx
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「多様性への道」展のキュレーションを担当した杉本志乃氏による解説動画。https://t.co/n2GOCmg9I8
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以下、「多様性への道」の出展作品を何点か紹介する。会場・作品は撮影可。リンク先は芸術祭公式サイトの作品解説ページ。
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井上優《ひと》。大きなボール紙に大勢の人物像などを鉛筆で描き込んでいる。https://t.co/ssr1A96Vs6 pic.twitter.com/AWBK10f7RQ
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紺谷彰男《おに》。https://t.co/KbJ1BYEdHt pic.twitter.com/j7uWBGUpBp
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早川拓馬《電車48》《踊りながら通過電車》。https://t.co/SZXSPDg4ft pic.twitter.com/nfRlxwFDb2
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BABU《障害50+0》。BABUは北九州在住のストリートアーティスト。本作は2018年に脳梗塞で倒れた後の作品だ。https://t.co/aIYpQEwxxq pic.twitter.com/YrVfIJ9rC0
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鶴丸礼子アトリエ《服は着る薬》。オーダーメイドで作られた障害者の衣服。https://t.co/DwNE2B5JM6 pic.twitter.com/HjC9WZH6qP
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会場に再構成されたアトリエ。 pic.twitter.com/7lYA8Ureka
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鶴丸礼子氏による解説動画。https://t.co/U5OvfGGDQZ
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鶴丸礼子氏の動画をもう1本。これを視聴すれば《服は着る薬》の意味が分かる。https://t.co/qaZuyUvYJv
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山本作兵衛《炭鉱風俗絵(坑内)》。https://t.co/zjmhUMsEFY pic.twitter.com/5ISuZjUtmJ
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山本作兵衛《サキヤマ》。彩色画に取り組む前の墨絵の作品も味わい深い。「多様性への道」展に出された山本作兵衛翁の作品は4点で、すべて北九州市立いのちのたび博物館が所蔵する。 pic.twitter.com/5ZpZsvkpys
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山本作兵衛翁の作品は田川市石炭・歴史博物館(福岡県田川市)が最大のコレクションを所蔵するが、作品保護のため撮影不可。一方、北九州市の所蔵分は「世界の記憶(世界記憶遺産)」の登録対象外らしく、以前から撮影可となっている。
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ところで山本作兵衛翁は身体にハンディキャップを持っていたわけではない。「多様性への道」展に翁の絵を並べたのは少々違和感を覚えたのだが、どういう意図で展示したのだろう。格差とアイデンティティの観点から?
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