ガーデンズ千早
2021・R3年4月に開業した商業施設「ガーデンズ千早」(福岡市東区千早)を先日見に行ってきた。場所は国道3号沿いのスポーツガーデン香椎の裏、以前はゴルフの打ちっ放しだったところ。Googleマップ https://t.co/RgMycctliK pic.twitter.com/u1sNw2cXFu
— タケ@ALL-A (@take_all_a) June 7, 2021
建物はグレーを基調とした矩形で、テナントのサインが出ていなければ工場か倉庫と見紛うような外観だ。 pic.twitter.com/AN30aSV169
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キーテナントはサニーと無印良品。サニーは福岡市で創業した地場スーパーで、西友への傘下入りを経て吸収合併された後もサニーの名称で営業を続けている。 pic.twitter.com/8cyOWBnzR7
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東区の千早や香椎浜は団地・マンションの集中地帯だ。さらに近年は千早駅前にタワーマンションが次々に完成した。近くにイオンモール香椎浜という強敵がいるが、これだけ住民が多いなら日常の買い物客は十分入るだろう。
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ウィキペディアによるとサニーは元々「しろや」と「サニー」の2系列で展開した。1965・S40に「しろや」が香椎団地(おそらく公団香椎団地、現 URアーベインルネス香椎と思われる)に出店したのがグループの量販店事業の始まりとのこと。
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当初は「しろや」が団地内、サニーがそれ以外という棲み分けだったものの、やがてほぼサニーに統一される。福岡県のUR団地内の店舗にサニーが多いのは、こうした経緯によるのだろう。
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ウィキペディア「サニー (スーパーマーケット)」https://t.co/xvwcsjn0AG
今のアーベインルネス香椎にスーパーはないが、ガーデンズ千早は同団地のすぐ近くに位置する。つまり、ガーデンズ千早へのサニーの出店は、創業地(の近く)に還ってきたと捉えることができる。 pic.twitter.com/hHfC52PBBn
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ガーデンズ千早、スポーツガーデン香椎とも、福岡県久留米市に拠点を置く高橋グループが運営する。なお、スポーツガーデン香椎内の「スポガ香椎」(ボウリング・バッティングセンター・アミューズ施設)は2021/9/30に閉店する旨が発表された。
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福岡市のボウリング場については、西新パレスボウルの閉鎖が先月発表されたばかりだ。2019年の博多スターレーン終了に続き、市民に長年親しまれたボウリング場が相次いで消えることになる。
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スポガ香椎以外のテナントが継続か否かはまだ分からない。ただ、閉店のお知らせ文に「施設の老朽化による今後の千早エリア再開発」と書かれているので、施設全体の閉鎖・再開発の可能性が考えられる。
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店舗閉店のご案内 https://t.co/NdRMl0QtXc
話をガーデンズ千早の紹介に戻して平面図(フロア案内図)を示す。1階にサニーやフードコート、2階にスポーツクラブやクリニック、無印良品は1・2階の2フロア構成。 pic.twitter.com/zWQyw06gAb
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無印良品公式サイトはガーデンズ千早店を福岡最大級だと述べている。店舗面積は非公表なので正確には分からないが、見たところ、確かに福岡市のキャナルシティ博多店や天神大名店、北九州市のセントシティ北九州店に匹敵する規模だと思う。https://t.co/Ia1fiVPAWf pic.twitter.com/oG0kTCOkdz
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売り場はだいたい1階が衣類・化粧品・食品、2階が家具・文具・雑貨といった構成。ガーデンズ千早店の特徴は、MUJIBOOKS の存在が第一に挙げられる。旗艦店のキャナルシティ博多店に比べると小規模とはいえ、県内のキャナル店以外で本の取り扱いは珍しい。 pic.twitter.com/nX4dGBJzSl
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MUJIBOOKS コーナーはテーブル・カウンター席も備える。店内で買ったコーヒーくらいは飲んでいいようだ。近隣の新築マンションに住む若い世帯を想定してか、本は児童書が多い。 pic.twitter.com/fvgWbBHH7a
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特徴をもうひとつ挙げると、2階の家具売り場がかなり充実している。これも県内ではキャナル店に次ぐ品揃えではないか。 pic.twitter.com/2n7rn6Z2Gx
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福岡市東区の北側、新宮町の3号線沿いは、全国チェーンのイケア、ニトリ、東京インテリアから地場のナフコや中村家具まで、家具店がしのぎを削る激戦区として知られる。ガーデンズ千早店でこれらの客層を取り込みたいのだろう。
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しかもガーデンズ千早店では IDEE(イデー)の家具まで販売している。イデーの家具はこの辺の無印ではキャナル店しか扱っていなかったはず。
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※イデーは2017年に無印良品を経営する良品計画の子会社になった。 pic.twitter.com/K5HBQr8e17
うーむ、比較的庶民的な東区でイデーのようなオシャレでちょっと高額なインテリアが売れるだろうか。もちろん客層を分析した上での決定だと思うが。千早駅前やアイランドシティのマンション住民なら買うかな。 pic.twitter.com/Zy9SlPI3WY
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無印良品は店舗面積を公表しています、約2250㎡のようですね。https://t.co/By1l3Ck9kn
— 都市商業研究所(都商研) (@toshouken) June 7, 2021
次はフードコートについて。ガーデンズ千早店のコンセプトは、“食と健康”がテーマの地域に愛されるお店とのこと。フードコートのテナント構成にそれが表れている。
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ガーデンズ千早店について https://t.co/2NXnrflKG6 pic.twitter.com/u3TwyqEZRW
フードコート「つながるマルシェ」の中で全国チェーンはキーコーヒー系の「KEY'S CAFÉ」のみ。基本的には地産地消を意識して福岡・九州に拠点を置く会社の店を揃えている。 pic.twitter.com/6tItJdrXEa
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試しに、「竹乃屋」など複数の飲食事業を展開する「タケノ」がガーデンズ千早店で始めた新業態「3&~サンド~」で食べ物とドリンクを買ってみた。コンセプトは発酵食品を使ったヘルシーなファーストフード。
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竹乃屋のやきとり+3&~サンド~ オープン https://t.co/HldglyP0ec pic.twitter.com/FcGueVGCKi
ドリンクを購入する際は、レモン、ゆず、生姜などのシロップの濃度や組み合わせが選択できる。シロップはパックでも販売。原料は九州産。 pic.twitter.com/i6H4ibSvNE
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今回買ったのは「プルドポークバーベキュー」のドッグと柿スカッシュのリッチ(シロップ2倍)。合わせて700円台。なかなか美味しいし値段も妥当。 pic.twitter.com/KIAd0LLck7
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フードコートの座席数はやや少なめかな。 pic.twitter.com/tqU3bJpsax
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エスカレーターの壁には、東区の地形を板で表した装飾が施されている。地域性を表現したデザインはこの1ヵ所だけだ。 pic.twitter.com/Q4q64lb6lw
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