中通古墳群
熊本県阿蘇市の中通(なかどおり)古墳群は5~6世紀にかけて築造されたもので、阿蘇カルデラの水田地帯に複数の古墳が点在している。現存するのは円墳8基と前方後円墳2基の計10基だが、かつては15基ほどあったとされる。撮影 2020年6月。 #中通古墳群 pic.twitter.com/3y86U38q2H
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私は別に古墳マニアではないものの、旅行前にGoogleマップで中通古墳群の存在に気付き、興味を引かれたので立ち寄ってみた次第だ。阿蘇にも古墳があって大昔から人が住んでいたことは、以前に何かで読んで知っていた。 pic.twitter.com/gkstjQhvHP
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中通古墳群は古代の阿蘇地方を治めた豪族「阿蘇君(あそのきみ)」の墓と推定されている。また、ここの北にある横穴式石室をもつ上御倉・下御倉古墳(未訪問)も同一族のもので、中通古墳群の位置から拠点を移したと考えられている。 pic.twitter.com/rb6lkRP83b
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さらに、中通古墳群の南には阿蘇における信仰の中心的な存在である阿蘇神社が位置し、その宮司は阿蘇氏が代々世襲している。阿蘇神社も参拝したかったのだが、古墳群の見学に時間を費やしたので今回は見送った。 pic.twitter.com/pyNWJGeie0
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現地案内板より中通古墳群の配置図。 pic.twitter.com/k2DuqtOAh1
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ここまでに載せた写真はいずれも古墳群北西部に点在するの鞍掛一号・二号墳および上鞍掛一号・二号墳である。上鞍掛一号墳は前方後円墳(この写真)、残りの3基は円墳。 pic.twitter.com/eemFIPqnfi
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次は長目塚古墳。前方後円墳としては熊本県最大規模でかつては全長111.5mあったが、昭和20年代に河川改修のため前方部が切断された。写真では分かりにくいが1枚目の左側に川が流れている。 pic.twitter.com/vplKSxpBZs
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長目塚古墳の現地説明板。右上の図が切断前、下が切断後。 pic.twitter.com/GWbFKMqPvR
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中通古墳群をGoogleマップの3Dモードで見る。中央の長目塚古墳が河川改修で削られたことが読み取れる。 https://t.co/dlZe1ma1Du pic.twitter.com/RZGPEL6HLX
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入道塚古墳。以下、全て形状は円墳である。 pic.twitter.com/B3Ut2YZDSt
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車塚1号墳。古墳と重なる形で農道が延びているが、さすがに古墳は解体せず道路が迂回している。 pic.twitter.com/WrJvkyleLg
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前掲写真の反対から見る。 pic.twitter.com/2UmyPbLIax
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右手前の小さな盛り土は車塚2号墳。 pic.twitter.com/Z6Jw3L0452
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円墳に1本だけ生えた木がポニーテールみたいだ。 pic.twitter.com/bfVTykzWcZ
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左奥に見えるのは勝負塚古墳。 pic.twitter.com/OIkKFNJ702
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中通古墳群で特にユニークなのが勝負塚古墳だ。ご覧の通り、古墳と現代の墓地が共存している。 pic.twitter.com/jxZCkeHePq
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中通古墳群は1959・S34に熊本県指定史跡となった。文化財の現状変更は行政の許可が必要だが、お墓は指定以前から存在したので引き続き認められているのだろう。 pic.twitter.com/7RKZdxai5k
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間近に火山があろうと阿蘇は昔から人の営みが続いてきたことが実感できる風景である。確かに中心部を除けばカルデラ内部は平坦なので農地に適している。周囲を外輪山に囲まれているおかげか、水もけっこう豊かだ。 pic.twitter.com/pCrXNwfEX6
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中通古墳群のすぐ北にある取水堰。この近くに駐車場あり。 pic.twitter.com/UALmawb7pf
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