JR九州高速船 QUEEN BEETLE
JR九州のグループ会社であるJR九州高速船は、福岡市の博多港と韓国の釜山港とを結ぶ定期航路を運航している。その航路で使用される新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーン ビートル)」が、2020/10/15にオーストラリアの造船所から博多港に到着した。 #QUEENBEETLE pic.twitter.com/WiolR9aCQU
— タケ@ALL-A (@take_all_a) October 19, 2020
停泊場所は博多港中央埠頭のイベントヤード、マリンメッセ福岡の近くだ。乗務員の訓練や内装仕上げ作業のため、しばらく停泊する予定らしい(詳しい日程は非公表)。ということで先日見に行ってきた。 pic.twitter.com/a7TLIXk2Ta
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QUEEN BEETLE を建造したのはオーストラリアのオースタル(AUSTAL)社。船体が3つに分かれた三胴船(トリマラン)という珍しい構造になっている。2つの船体で構成された双胴船(カタマラン)の発展形が三胴船。 pic.twitter.com/Fu6ZUhHDRO
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ウィキペディアでおおまかに調べたところ、双胴船は高速で航行できる反面、横波で揺れやすいのが欠点とのこと。この欠点を抑えたのが三胴船だが、まだ数が少なく、高速フェリーや外洋レース用、米海軍などに採用例がある。 pic.twitter.com/3cwOZxvEjs
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残念ながら岸壁に規制線が張られてあまり船体に近づけないため、三胴船の形状を目視するのは難しい。船尾側の下部はフェンスに遮られて見えなかった。この写真は規制線の外から望遠で撮影した。 pic.twitter.com/JvrrBxwDbI
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基本データを記しておくと、全長 83.5m、全幅 20.2m、速力 約36.5ノット、総トン数 2,582トン、旅客定員 502名、船籍 パナマ。 pic.twitter.com/RLeNQvtxyH
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QUEEN BEETLE のもうひとつの特徴が、真っ赤な船体色。デザインを担当したのはJR九州ではお馴染みの水戸岡鋭治氏である。赤はJR九州のコーポレートカラー。 pic.twitter.com/4vZ0vhLJxT
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これまでJR九州高速船が運用してきた水中翼船「ビートル」は、上半分が白で下は黒だ(これも水戸岡さん)。新造船はそのイメージを覆すカラーリングなわけだが、かつて特急みどりを赤く塗り替えて〈赤いみどり〉を誕生させた彼の実績を考えれば、さほど意外ではない。 pic.twitter.com/aTNk09AdFz
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せっかくカッコいい新造船が到着したものの、新型コロナウイルスに伴う渡航制限のために日韓航路は運休中。しかも、外国船籍なので国内航路にも使えず、今のところ QUEEN BEETLE が就航する目途は立っていない。 pic.twitter.com/ISmj9MMURc
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QUEEN BEETLE は船首が下がっている。三胴船は必ずこうしなければならないかどうかは分からないが、検索した範囲では他の三胴船も同じような形状だ。 pic.twitter.com/8WPG5cgRzc
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ロゴマーク。 pic.twitter.com/rvyw222lba
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停泊中の他の船舶とのツーショットを。福岡県警 博多臨港署の警備艇「げんかい」と「QUEEN BEETLE」。 pic.twitter.com/8u3XZ41tMr
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九州郵船が博多〜壱岐〜対馬の航路で運航するジェットフォイル「ヴィーナス2」と「QUEEN BEETLE」。ジェットフォイルとはボーイング社が開発した旅客用の水中翼船で、JR九州高速船の「ビートル」もこれである。 pic.twitter.com/OLKHjhif0P
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福岡市営渡船が博多〜西戸崎〜志賀島の航路で運航する双胴船の「きんいん1」と、三胴船の「QUEEN BEETLE」。 pic.twitter.com/hzrsY7icnG
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ベイサイドプレイスから出港する福岡市営渡船の志賀島か玄海島行きの船に乗れば、「QUEEN BEETLE」を海側から撮れるね。そのためにわざわざ乗船する時間のゆとりはないけど。 pic.twitter.com/cUVpHtwep3
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それと、いま調べたところ博多港国際ターミナル(左の建物)は開館しているようだ。海外航路が運休中だから施設も閉まっていると思い込んでいた。開いているなら、ここの展望デッキから「QUEEN BEETLE」を俯瞰で撮れるじゃないか。 pic.twitter.com/305fP6YYLg
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