竹田市 長湯温泉の建築02 ラムネ温泉館、クアパーク長湯
大分県竹田市、長湯温泉の建築の続き。炭酸泉が特徴の長湯温泉において、プチプチ・シュワシュワな炭酸らしさを最も体感できるのが #ラムネ温泉館 だ。 #藤森照信 氏が設計したユニークな建築でも有名。竣工は2005・H17。 pic.twitter.com/NMZRqshn8Z
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右の大屋根は待合棟。ここを通って一旦中庭に出る。中庭の周囲に大浴場の男湯・女湯、家族風呂、便所が配置されている。ラムネ温泉館は民間施設で大浴場は予約不要。私が訪れたコロナ禍の2020年6月でさえ、けっこう人が来ていた。 pic.twitter.com/O8P273v2yd
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待合棟から外に突き出た部分は美術館。温泉でくつろぎ過ぎたせいか、美術館に入るのを忘れてしまった。 pic.twitter.com/cdNv60lrBO
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外壁仕上げは焼杉と漆喰。白黒の不規則な縞模様が建築に抽象性を与え、メルヘン風やジブリ風に陥る事態を上手く逃れている。 pic.twitter.com/mv5ssmfrLm
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屋根は銅板葺で、てっぺんに松。 pic.twitter.com/iMzbTsUqvL
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川の対岸から裏側を見る。点検用のタラップがちゃんと付いているのね。 pic.twitter.com/0BH7ksatsH
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男湯・女湯のサイン。なかなかシャレが効いている。 pic.twitter.com/2GHzcAv6by
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石の祠を利用した飲泉所。長湯温泉は飲泉も積極的に勧めていて、たいていの温泉施設に飲むためのコーナーが設置されている。言及しなかったが以前に紹介した御前湯や長生湯にもある。 pic.twitter.com/dtchl19c0O
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柄杓に口を付けるのは衛生・感染対策上ためらわれるので、手ですくって飲んでみた。ラムネ温泉館の名前の通り、長湯温泉の中でもここは特に炭酸が強い。 pic.twitter.com/FEdt7Lk5wH
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待合棟の内部。 pic.twitter.com/HFxCy3rzcu
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待合棟の軒下。ちなみに浴場の壁・天井もたぶん漆喰 ← 何か特殊な加工をしているのかも。「新建築」で調べれば分かるだろうけど。 pic.twitter.com/d61iObmyWw
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ライトアップ。ラムネ温泉館は温泉街から離れた水田地帯に建っていて、夜は真っ暗になる。そこに藤森さん独特の造形物が浮かび上がるのは何とも幻想的だった。 pic.twitter.com/Gi09TEIKeZ
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少し日が開いてしまったが、大分県竹田市 長湯温泉の建築の続き。温浴法療養複合施設「クアパーク長湯」は2019・H31に竣工した新しい施設だ。設計は坂茂氏。大分県立美術館の坂茂建築展とクアパーク長湯が今回の旅行における一番の目的だった。 pic.twitter.com/XitFR2t488
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クアパーク長湯の配置図。クアハウス(温泉棟)、レストラン棟、クアホテル(宿泊棟)の3つで構成されている。 pic.twitter.com/PN8h4odfWh
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クアハウスのエントランス側。 pic.twitter.com/aE30ryVzVd
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スロープで2階に上がり、男湯・女湯に分かれる。ふたつの大浴場(写真無し)は大きさが若干異なる(たぶん日毎に入れ替え)。 pic.twitter.com/9YCwEQdJMx
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屋根は「1.8M の短い丸太を組み合わせた相互依存構造」の架構に膜を張っている。これで成立するのがいまいちピンと来ないのだけど。 pic.twitter.com/nA51ceplvr
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クアハウスには裸で入浴する大浴場の他に、水着で浸かる温浴ゾーンもある(バーデゾーンという)。写真は宿泊エリアの庭(宿泊客以外は立ち入り不可)からクアハウスのバーデゾーン側を見たところ。 pic.twitter.com/8sy824ZQis
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バーデゾーンの歩き湯。温浴法療養複合施設と付いているように、クアパーク長湯は単なる温泉施設ではなく健康増進施設という側面がある。まあ、難しく考えずに温泉を味わえばいいのだけど。バーデゾーンは敷地外からも見える。 pic.twitter.com/Ay6fKdMjyF
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川の対岸からクアハウスを見る。 pic.twitter.com/7pkn0rMxJO
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クアハウスのライトアップ。 pic.twitter.com/Optj1HlGS9
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クアハウス バーデゾーンのライトアップ。宿泊客は自室から直接バーデゾーンに行くことができる。とはいえ、水着姿で外を歩くのは恥ずかしいし、大浴場にも浸かりたいので、私は普通にエントランスに回ってから入った。 pic.twitter.com/pat4H1ICMu
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なお、この写真は自分が泊まった部屋から服を着たまま近づいて撮影したもの。もちろん人がいないことは確認している。 pic.twitter.com/VNy0SMY0hE
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クアパーク長湯のレストラン棟。片流れの屋根を紙管の柱と木の梁で支えている。 pic.twitter.com/fg4IHW20qZ
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川の対岸からレストラン棟を見る。 pic.twitter.com/y0ffkNzftg
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レストラン棟の内部。泊まらずに食事や入浴だけの利用でもOK。コロナ禍の外出自粛要請がやや緩和された時期(2020年6月)だったのでレストランのお客は少なかったが、入浴客はそれなりにいた。 pic.twitter.com/Dw4igb1Xgx
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紙管を多用した坂さんらしい空間。 pic.twitter.com/P8e7W52XXW
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地元の食材を使ったレストランの朝食。 pic.twitter.com/FzbfuDDJcy
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レストラン棟のライトアップ。 pic.twitter.com/GNiMIQfzdb
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クアホテル(宿泊棟)はコテージ形式でツインとシングルがある。繰り返すがこのエリアに入れるのは宿泊客だけ。なお、宿泊客は入浴料無しで入浴できる(というかそれも宿泊費に含む)。備え付けの部屋着で行けば受付で通じる。 pic.twitter.com/zbpH4wmZvL
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コテージは「ペーパーハニカムパネルをヒノキ合板でサンドイッチしたフレーム」(坂茂事務所のウェブサイト)による構造。 pic.twitter.com/FhleXZSRWs
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コテージの屋根。 pic.twitter.com/VgR1tUu4sx
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ツインのコテージは1部屋で1棟、シングルは2部屋で1棟。写真はシングルコテージのアプローチ。 pic.twitter.com/ZTAg0GuKhF
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各部屋にウッドデッキ付き。掃き出し窓は引き込んでフルオープンにできる。 pic.twitter.com/vu4QDUoXTU
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シングルルームの内部。 pic.twitter.com/trJwB4DbsR
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シングルはかなり狭い。暖かい季節はウッドデッキと一体的に使えるからいいけど、冬はね(そもそも独りで来るところではないという声は無視する)。 pic.twitter.com/pBorNHxg31
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狭いのでシングルルームに椅子は無し。床座かベッドに腰掛けるという前提で、小さなちゃぶ台がある。 pic.twitter.com/8sSYkWvFhL
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宿泊棟のライトアップ。クアパーク長湯から先日紹介したラムネ温泉館へは徒歩数分で行ける。御前湯などがある長湯温泉の中心部は離れているので車で移動した方がいい。 pic.twitter.com/VZDJ6MmR5O
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クアパーク長湯の追記。敷地の川沿い、クアハウス(入浴棟)の傍に四阿が建っている。これは何かというと飲泉所だ。 pic.twitter.com/i7e7Yi3OPO
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以前にも述べた通り、長湯温泉は昔から飲泉(温泉水を飲む)も推奨していて、飲泉所を備えた施設が多い。 pic.twitter.com/ApCd4aBEbr
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遺跡風のデザイン。坂さんにしては珍しいのでは。温泉水は常時湧き出ており、手ですくって飲む。炭酸泉とはいえ、ラムネ温泉館ほど炭酸は強くない。 pic.twitter.com/aBUuwdS29G
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飲泉所を川沿いに配置したのは温泉水を直接川に流すためはもちろん、対岸の施設が見えることも理由ではないか。対岸の建築物は合併前の直入町が設置した飲泉所で、現在は半ば放置状態(こちらは後日紹介する)。川の両岸で飲泉所がペアになることを坂さんは意識したと思う。 pic.twitter.com/yVCptfEnqA
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