2020年6月 大分旅行01 大分市の現代建築
2020年6月の大分旅行の報告、現代建築編。コロナ禍の外出自粛が少し緩和されて大分県立美術館が県外客も受け入れるとのことで、同館の「坂茂建築展」を見るとともに、建築巡りをしてきた。 pic.twitter.com/vcE67d8JyZ
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大分県立美術館(坂茂、2014・H26)自体は以前に見学・撮影済みなので、今回は「坂茂建築展」を集中的に見た。その内容は7月にレポートした通り。
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モーメント:坂茂建築展01 国内プロジェクト https://t.co/4RXDZJLy4u pic.twitter.com/xNLLMk9LAl
美術館・会場構成ともに同じ建築家のデザイン、というところが大分県美「坂茂建築展」の特徴。ただ、5月に行われたガラス折れ戸の開放が6月は実施されず、開いた状態を見られなかったのは残念だった。 pic.twitter.com/vE0o38r8hq
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大分県美は道路側のガラス折れ戸が上に「くの字」型に開いてアトリウムが開放できるようになっている。さらに、1階展示室の可動壁を開けてアトリウムと一体化もできる。坂さんは建築にこういうフルオープン可能な仕掛けをしばしば採用する。 pic.twitter.com/eEn6rbJckz
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その一例。坂茂建築展より「HOUSE VISION 2」(2016年、東京)の模型。 pic.twitter.com/OG1ms8QGZT
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展示室を外気に曝すのは美術品の管理上難しいので、ガラス折れ戸を開いてアトリウムと外部を接続、可動壁を開いて展示室とアトリウムを接続、のどちらかの使い方になるのだろう。写真は可動壁を部分的に開けた状態。 pic.twitter.com/SeOg5tJf1J
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ところが「坂茂建築展」は設計者本人の企画展だし、建築模型は美術品ほど気を遣わなくていいので、フルオープンが可能だった。普段は折れ戸を活用できていないようだし、滅多にない機会に立ち会いたかったな。注:この写真のみ2018年。 pic.twitter.com/QyFmbzwIyr
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そういえば大分市にはもっと大がかりな〈動く建築〉がある。祝祭の広場(ヨコミゾマコト他、2019・R1)という市のイベント広場で、V字型の脚を持つ屋根が2基、各々レールに沿って移動できるように造られている。 pic.twitter.com/54pFvZ3c0g
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要するに橋形クレーンに似た屋根付き構造物といえる。足下はカバーで覆われて見えなかったが車輪があるはず。つまりコレ、土地に定着していないから建築物には該当しないよね。法規上の扱いは何だろう。工作物? pic.twitter.com/g915GHsU0x
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屋根は高いし壁もないので、雨は横から降り込む。実用性よりシンボル性の意味合いが強いと感じた。イベント時は屋根の下に仮設のブースやテントを建てるのではないかな。 pic.twitter.com/4EYYl6vGep
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白い塗装は無骨さを和らげる意図だろうか。むしろ、赤や黄色の目立つ色に塗って、工場の橋形クレーンっぽいイメージを表現した方がよかったのでは。 pic.twitter.com/F3BbVbDpDp
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屋根に降った雨水はV字柱に付けた竪樋で下に流し、最後は横引きで集水枡に落とす。 pic.twitter.com/EjVNXimmqk
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従って、レールの範囲内なら屋根は自由に動かせるものの、固定する場所はレール沿いに一定間隔で設置した集水枡の位置に限定されることになる。 pic.twitter.com/p7C9cZL6Tm
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WZ bldg. (塩塚隆生、2009・H21、大分市)。商店街で気になった商業建築。既存のビルを改修した上で、裏に増築している。塩塚さんは大分市を拠点に活動されている建築家だ。 pic.twitter.com/JmCm2Git3j
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壁面を分節することで、テナントの多様性やアクティビティを表現したという感じかな。 pic.twitter.com/vG6Gm1LYBg
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ビル裏側の増築部分は長屋的なプラン。アーケードと裏通りの間を通り抜けできる。 pic.twitter.com/UJabSwtxUT
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