福岡県住宅供給公社 / 旧福岡県住宅協会 白金町団地
白金町団地は福岡県住宅供給公社の前身、福岡県住宅協会が福岡県大牟田市に1951~52(S26~27)年度にかけて建設した。大牟田市内に現存する県内最初期の団地としては、前回紹介した大正町団地に次いで古いものだ。地図 https://t.co/A5qLhgF2LZ pic.twitter.com/uDopkiUYjn
— タケ@ALL-A (@take_all_a) May 22, 2020
『福岡県住宅復興誌 I 』(福岡県住宅復興促進協議会編)によると、1951・S26年度に公営住宅標準設計51C型(階段室北入り)が1棟、翌年度に同型と50D型が各1棟の計3棟が建設された。50Dは既に解体されており、51C型2棟が現存する。写真は北立面。 pic.twitter.com/PmTGUO9pVo
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住棟番号は後年の付け替えと見られる。 pic.twitter.com/QbyWqrUnJd
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出入り口は簡素ながら装飾が施されている。当時の建設省が定めた標準設計に装飾の類いはなく、これは福岡県住宅協会独自のデザインだ。私が確認した範囲では、同様のデザインは北九州市の団地に多い一方、福岡市では見たことがない。 pic.twitter.com/sNt16KFrr3
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南立面。本来の標準設計における51Cのベランダは小規模にとどまるが、福岡県住宅協会バージョンは間口全面をカバーする面積的に十分なものに改良されている。このように同協会は標準設計にそのまま従うのではなく、積極的に設計変更した。 pic.twitter.com/GoIpActGbE
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この福岡版51C型住棟も今やほとんど残っていない。大牟田市の白金町団地の他は北九州市に2カ所程度だろうか。 pic.twitter.com/Yj9hF9fhQH
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