三井化学専用線の廃止、正式発表

三井化学大牟田工場 ニュースリリース：「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を開始します https://t.co/PXp1kXiYhW

— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年3月3日

廃止の理由は、大牟田工場で使う硝酸をこれまでは三菱ケミカル福岡事業所（北九州市）から鉄道輸送していたのだが、三菱ケミカルが4月末で硝酸の生産を停止し、入手先の変更に伴い三池港からのトラック輸送に切り替わるためとのこと。

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知らない方のために簡単に説明すると、三井化学専用鉄道はJR鹿児島本線と三井化学大牟田工場を結ぶ全長1.8kmの短い路線である。同線はもともと三池炭鉱専用鉄道の一部だった。三池炭鉱で栄えた大牟田市は、各坑口から三池港に石炭を輸送する専用鉄道の本線・支線が存在した。 pic.twitter.com/jc4ZpZ4ZbR

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三池炭鉱の閉山で炭鉱鉄道も廃止となるが、三井化学大牟田工場に通じる部分のみ存続したという次第。なお、廃線跡の一部区間は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつに選ばれた。登録名は「三池炭鉱専用鉄道敷」。 pic.twitter.com/fCvMjUzyeg

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つまり、三井化学専用鉄道は世界遺産と同じ歴史を有する現役の路線である。しかも、三井化学大牟田工場は、三池炭鉱の石炭を使用する石炭化学コンビナートとして設置された同社の創業地だ。そういう背景があるので、産業遺産好きとして廃止は実に寂しい。 pic.twitter.com/rl2WT6ax5Q

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さて、偉そうに説明しながら実は三井化学専用鉄道はあまり撮っていないんだよね。私は建築・産業遺産クラスタだから、大牟田市に行くといつも炭鉱遺構や世界遺産の方の廃線跡を中心に撮影して、現役路線とその車両は後回しにしていた。 pic.twitter.com/LMPcJF4YMC

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もちろん、廃止前に撮りに行くつもりではいる。取り急ぎ、むかし撮った写真を数枚ほど上げておきたい。これは有名撮影ポイントの旭町1号踏切。撮影 2007・H19。肝心の通過列車は未撮影。 pic.twitter.com/ZgqduyF2Ca

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旭町1号踏切の踏切小屋と操作レバー（既に使っていない？） pic.twitter.com/DkZQ71e94E

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工場内の道路が通行可能だった頃（2007・H19）に撮影。塀の向こうは三井金属セラミックス事業部大牟田工場。線路は三井金属の敷地をかすめて三井化学に延びている。この電気機関車は放置状態。部品取り用に残されたのだろうか。 pic.twitter.com/manu50aeXB

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「20」のプレートが読み取れる。ウィキペディアによると20号機は1948年東芝製45t機。後に宮浦操車場の片隅に移動して、今も残っているはず。これら稼働 / 放置車両の今後の扱いは未定である。 pic.twitter.com/Ev2xzMki0x

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宮浦操車場の南端（撮影 2014・H26）。昔はこの先（写真手前側）も線路が延びて、世界遺産側の廃線跡に繋がっていた。 pic.twitter.com/rjhzAhQvWR

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この平らな車両の正体が分からず長年の謎だった。今回改めて調べたところ「検重車」というらしい。「鉄道車両の重量を測定するための「はかり」を較正するための車両」← ウィキペディアより https://t.co/v7924JbY7S pic.twitter.com/GTLDXxlL1F

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撮影当時で既に放置車両のような感じだった。今も使っているのかは分からない。 pic.twitter.com/twxbnybZTr

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