宮地嶽神社 民家村 2020年1月の状況
2020・R2年の初詣は久しぶりに宮地嶽神社(福岡県福津市)を参拝した。三が日は混雑するので訪れたのは10日過ぎ。さて、いつもここに来ると境内の奥の方にある民家村の状況を確認するようにしている。 pic.twitter.com/PD1WoXEjqb
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
宮地嶽神社の民家村は、昭和40~50年代に各地から数棟の民家や倉庫を移築して整備されたものだ。しかし近年は手入れが行き届かずに荒廃する一方で、合掌造り2棟のうち1棟は数年前(私が把握したのは2017年)に解体された。礎石が転がっている部分が跡地。 pic.twitter.com/8xHdSGGwFV
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
残っている方の合掌造り民家。1974・S49に富山県から移築された。屋根の茅が次第に抜け落ちて痛々しい姿になっている。過去の写真を振り返ると2010年代になって老朽化が目立ち始めた感じ。 pic.twitter.com/L1sz41V4Ci
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
一部が極端に欠けているのは、鳥が巣の材料についばんでいるせいかもしれない。 pic.twitter.com/nm80aMluDg
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
同じ棟の裏側を2007・H19に撮ったもの。 pic.twitter.com/kPRTNq0uye
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
合掌造りに付属する倉庫(納屋)。ほぼ廃屋の状態だ。倒壊の危険性が高まればこちらも事前に解体するかも。 pic.twitter.com/wprzeTRdix
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
鉤屋(かぎや)造り民家。1979・S54に福岡県小郡市から移築。 pic.twitter.com/xVgGffcBqI
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
遠目には比較的マシに見えるが、やはり茅がボロボロ抜けている。内部は見ていないので雨漏りの有無は分からない。見ておけばよかった。こうなってしまうと老朽化の過程を観察するしか存在意義が見出せないな。 pic.twitter.com/kYhr97J0mz
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
くど造り民家。1983・S58に佐賀県から移築。以前は内部見学ができたのだが、今は併設された動物園の倉庫代わりに使われ、屋内は入れなくなった。このことからも宮地嶽神社は民家村の維持を諦めたのだと察せられる。 pic.twitter.com/ty7QjQe5Uf
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
棟がかまどのようにコの字を描くので「くど造り」という。応急処置のブルーシートがボロボロになって、それの交換さえしていない。なお、これの隣にある「二棟造り民家」は撮り忘れてしまった。 pic.twitter.com/MTdL8Itkzh
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
民家村に併設の小さな動物園ではポニーやヤギなどが飼われている。それにしても、神事で使うわけでもないし、ほとんど宣伝していないにも関わらず、種類や頭数は少しずつ増えているような気がする。なぜ宮地嶽神社が動物園を? そのお金を民家村の維持に回してほしいなあ。 pic.twitter.com/95kwlRdj7o
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月5日
宮地嶽神社 民家村の続き。最後に紹介するのは対馬の石屋根倉庫。長崎県の対馬から1974・S49年に移築された、対馬特有の石葺きの高床式倉庫だ。対馬以外の地方に移築保存された石屋根倉庫は少ない。私が調べた範囲では熊本県和泉町の肥後民家村にもある。 pic.twitter.com/e2CHGhjJj4
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月6日
石の種類は対馬に豊富な頁岩(けつがん)。同じ石葺きである天然スレートと比べると、こちらは石材の大きさを揃えず、割と無造作に重ねたように見える。さすがに石なので茅葺き民家よりマシな状態とはいえ、多少の痛みは目に付く。 pic.twitter.com/TYc1BjWboK
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2020年2月6日