G20福岡関連企画 博多人形(ハカタオフク)と博多織の展示
先日、福岡市美術館を訪れた際、2階ロビーに何かの展示コーナーがあったので立ち寄ってみた。大阪市で各国・地域の首脳による国際会議G20が開催されたが、ここ福岡市でも6/8~9に「G20福岡 財務大臣・中央銀行総裁会議」があった。この展示はその関連企画だ。 pic.twitter.com/CUOAmEqRlt
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月29日
「G20福岡 財務大臣・中央銀行総裁会議」のポスター。 pic.twitter.com/WtnaHPquxk
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ズラリと並んだ博多人形。なお、展示は既に終わっている。この展示に関する福岡市のプレスリリース(注PDF)。 https://t.co/1GoEyo9cVX pic.twitter.com/tEKVT2uvh1
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博多の伝統工芸である博多人形のひとつに「お福さん」と呼ばれるふくよかな女性像がある。縁起物の一種だ。これにG20に参加する29の国・地域をイメージしたデザインを施して「G20ハカタオフク」と名付け、G20福岡会場で披露したとのこと。 pic.twitter.com/dr80wr1eEK
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着物の柄などは九州産業大学芸術学部の学生がデザインし、実際の絵付けは博多人形師が担当した。ところで博多人形の英訳は Hakata Ningyo Dolls なのね。Ningyo と Dolls で意味が重複しているのは違和感がある。ちなみにウィキペディア「博多人形」の英語版は「Hakata doll」 https://t.co/Hili385ajn pic.twitter.com/ZXw1wYgg9f
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博多人形本来の「お福さん」はこちらを参照。
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壱語屋 > お福さん(小) https://t.co/K3Nuq8YFeT
全部の人形を紹介するのはたいへんなので(というか全部は見ていない)、個人的に特に目を引いた人形をいくつか紹介したい。まずはアメリカ。このように国旗をモチーフにしたものが全体的に多かった。 pic.twitter.com/N5TGbqwT9y
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欧州各国へと続ける。次はイギリス。これもユニオンジャックがモチーフだと一目で分かる。基本的に国旗は誰でも一目で認識できるようデザインされているので、衣装など他のものにも取り入れやすいのだろうね。 pic.twitter.com/ZWP90aakvD
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フランスは帯の柄に国旗を取り入れ、着物はアルザス地方の民族衣装をモチーフにしたとのこと。頭のリボンも同様(キャプションより)。 pic.twitter.com/ZVnDSu2cXi
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イタリアも国旗の三色を取り入れつつ、柄については着物の定番パターンのひとつである矢羽根絣をワインの瓶に置き換えている。これは上手いね。上半分が白いのはバチカンの国旗色をイメージ。 pic.twitter.com/UKYN6m5ZAo
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ドイツは民族衣装「ディアンドル」がモチーフ。国旗は帯のお太鼓に取り入れたとのことだが、展示の都合上、後ろは見えないので分からない。 pic.twitter.com/jV3GVInvwj
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スペインはガウディが設計したグエル公園の壁がモチーフ。帯の赤と黄色は国旗から。 pic.twitter.com/mT3b2luxlt
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ロシア。民族衣装「サラファン」をロシア国旗をベースにデザイン。 pic.twitter.com/U95WnubzNv
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スイスも国旗の色をベースにデザイン。白地に赤なので十字マークがなければ日本の人形といっても通じそう。 pic.twitter.com/kN5olG3SWQ
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で、その日本。日の丸の取り入れ方が上手い。袖には桜と富士山、帯には菊の文様をあしらっている。 pic.twitter.com/YeJIqIyBCz
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日本からアジア編に。次は韓国。民族衣装「チマチョゴリ」をモチーフに、韓国の色彩哲学で伝統的な配色である「五方色」を用いてデザインしている。 pic.twitter.com/LmGQVpVgdh
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中国はチャイナドレスがモチーフ。着物とボディラインが明確なチャイナドレスは全然違うが、二本の房を描いてそれっぽく表現。さらに鳳凰も描いた。また、髪飾りには中国の伝統工芸である「中国結び」を取り入れている。 pic.twitter.com/5XLnNjatiB
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ベトナム。赤地に黄色の星はベトナム国旗がモチーフ。 pic.twitter.com/PeGQF1RRA5
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その他、サウジアラビアを紹介しておきたい。偶像崇拝を禁じるイスラム教国家のイメージを女性の人形で表現するという実に困難な試みである。着物の配色は国旗から。そして目の周り以外はニカブで覆っている。 pic.twitter.com/llNejaQsMH
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また、博多人形とともに博多を代表する伝統工芸である博多織の紹介コーナーもあって、壁一面にディスプレイされていた。博多織は帯としての用途に適する。 pic.twitter.com/S151fFnNSp
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多様な色彩とパターンがある。絹織物なので光沢が美しい。 pic.twitter.com/wHAYwfYaOX
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今までの写真は1型センサーコンデジの Canon G9 X Mark II で撮影。そしてこれは Google純正スマホの Pixcel 3a で撮ったもの。比較すると光沢感に差はあるものの、スマホの小さなセンサーでも柄の細部までよく描写できている点は満足だ。 #G9X2 #Pixcel3a pic.twitter.com/VtvLtnbEyF
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