2019年5月 熊本旅行03 現代建築
2019年5月に行ってきた熊本県八代市・人吉市地域の報告、速報版現代建築編。八代といえばまずはコレ。八代市立博物館 未来の森ミュージアム(1991・H3)。伊東豊雄氏の出世作となった建築。 #くまもとアートポリス pic.twitter.com/iI2KWCOhzy
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
十数年ぶりに訪れたが、博物館をメタリック調で軽快にデザインするという当時の先進性は今も損なわれていない。 pic.twitter.com/0CKsotZfTL
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
内部。平面も空間も不定形だが、分かりにくさや居心地の悪さは感じない。ただ、写真の構図を決めるのが難しい。つまり捉えどころがない。面白い空間だ。 pic.twitter.com/nnaaTbiepo
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
次は同じく伊東豊雄氏の八代広域消防本部庁舎(熊本県八代市、1995・H7)。こちらも十数年ぶりの訪問。改めて見ると、ホントにサヴォア邸のオマージュだな。 pic.twitter.com/5SkNNHGvKi
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
ピロティから中庭の訓練スペースを見る。 pic.twitter.com/Tu4Y0A3d2k
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
2階の通路から中庭を見る(注:受付で見学手続き済み)。 pic.twitter.com/fH3G8eYmav
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
ここでちょっと余談を。八代広域消防本部で見た消防のポスター、その1。映画『貞子』。来る、きっと来る。 pic.twitter.com/0svj8J1iUD
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
その2。ジャンプで連載中の『アクタージュ』の主人公、夜凪景。意外なコラボだ。「夜凪景女優化計画」という「漫画のキャラクターである夜凪を実在の女優であるかの様に扱い、企業とのキャンペーン実現やイベントなどを目指す企画」の一環らしい。 pic.twitter.com/rnP4GMAdOB
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
その3。『めぞん一刻』の音無響子。彼女は喫煙者ではないが、他のキャラ(朱美とか)はタバコを吸いまくっていたよねw pic.twitter.com/NZy0kXrDLq
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
話を戻して伊東さんの建築をもうひとつ。ギャラリー8(伊東豊雄、1991・H3、熊本県八代市)。商店街の一角にある小規模なギャラリー。ファサードに窓は無く、グランドピアノのような曲面を描く。無人で入っていいか分からなかったので内部は未見。 pic.twitter.com/L8Aow87835
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
ランダムに配置されたマッシュルームコラムがフラットスラブを支える。 pic.twitter.com/uhhc8lp4jc
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
八代市に伊東さんの建築は4件あって、見たのは3件。老人ホーム保寿寮は場所がやや離れていたので今回は行程上パスした。また、葉祥栄氏のACT6 / 鶴屋百貨店八代店をうっかり見落としてしまった。今回の旅行で一番の心残り。 pic.twitter.com/HtDcvsW4Em
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
八代市厚生会館(芦原義信、1962・S37、熊本県八代市)。芦原さんの初期作で、これぞモダニズム、というべき昭和モダン建築だ。パンフレットによると熊本県で初めての本格的なホールとのこと。 pic.twitter.com/8vQDVBe5TC
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
八代市厚生会館のホール。 pic.twitter.com/GOBHDAFKoO
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
新八代駅前モニュメント「きらり」(乾久美子、2004・H16、熊本県八代市)。田園風景に突如出現した九州新幹線の駅舎に対し、乾さんは民家をモチーフにした普遍的なイエ型のモニュメントを置いた。 #くまもとアートポリス pic.twitter.com/DrBDS4kQVy
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
コンクリートをガラス繊維で補強したGRC製のパネルで構成されている。 pic.twitter.com/C31lDWqnZo
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
無数の穴が開いており四阿(あずまや)の機能性はほとんど無い。アートポリスのリストではモニュメントとなっているが、内部空間があるので建築用語としてはフォリーの方が正確かな。 pic.twitter.com/k2yIKApuMl
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
カトリック八代教会(設計者未確認、1958・S33、熊本県八代市)。 pic.twitter.com/KVsYssbppr
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
八代市は規模の割に意外と有名アトリエ系の建築が多くて、この他にみかんぐみと黒川紀章氏の建築があるが、行程上パスした。これは黒川さんの八代市鏡文化センター / 旧鏡町文化センター(1999・H11)のストリートビューキャプチャ。 pic.twitter.com/G4EGeoON3v
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
球泉洞(きゅうせんどう)は熊本県球磨(くま)村にある鍾乳洞だ。その一帯には球磨村森林組合が運営する複数の観光施設がある。そのひとつ、球泉洞 森の香房・バイオ館(桂英昭 + A・I・R、1994・H6)。桂さんは熊本大学の准教授。 pic.twitter.com/UHi6pbCqTN
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
球泉洞 森の香房と道路を挟んで対峙するのが、熊本大学の教授だった故 木島さんの代表作、球泉洞森林館(木島安史 + YAS都市研究所、1984・S59、熊本県球磨村) …なのだけど、まさかの休館中! えー、これは残念。内部を見たかった。 pic.twitter.com/uHMg2yD3m3
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
球泉洞森林館を球磨川の対岸から見る。球磨川は熊本県南部の山間部を人吉盆地から八代市に向かって流れる河川で、日本三大急流のひとつに数えられる。近くに人道橋が架かっているが閉鎖中のため、対岸には車で遠方の橋まで移動して回り込まなければならない。 pic.twitter.com/vWXuxsPg5I
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
アップで。ドームに拘った木島安史氏の傑作。この急傾斜地によく建てたものだ。再開を願う。 pic.twitter.com/ZhPkl7XSj3
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月30日
熊本旅行、速報版現代建築編に追記。人吉鉄道ミュージアム MOZOKAステーション868(水戸岡鋭治、2015・H27、熊本県人吉市)。人吉駅の隣に建てられた肥薩線やJR九州の列車を中心とする鉄道博物館。MOZOKA(もぞか)は地元の方言でかわいいの意味、868は市の郵便番号。右奥は明治期の石造機関庫。 pic.twitter.com/5T1O35cfu2
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月31日
水戸岡さんは博多駅や大分駅の駅ビル屋上でミニ鉄道を手掛けている。ここではさらに発展し、屋外だけでなく建物の内部も走行。円形の建物を1周して外部でスイッチバックするレイアウトは、肥薩線のループ&スイッチバックをなぞったものだろう。 pic.twitter.com/hwBdCIKFg1
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月31日
私は(福岡県内の仕事を見た範囲では)水戸岡さんの建築は正直あまり上手いとは思わないが、この人吉鉄道ミュージアムはいいね。感心した。子供が鉄道好きになる仕掛けが満載で、しかもデザインの質は決して子供だましではない。 pic.twitter.com/8eQFYg58M2
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年5月31日
熊本旅行、速報版現代建築編に追記。先述した球泉洞森林館などが建っている場所の球磨川を挟んだ対岸に球泉洞休暇村という施設がある。そこに #くまもとアートポリス によって2棟のバンガローが建てられた。そのひとつ、final wooden house(藤本壮介、2008・H20、熊本県芦北町)。 pic.twitter.com/MQXuaG1bFg
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月1日
熊本産の杉材350mm角をジェンガのように積み上げたキューブ型の建築だ。木材を素で使う点ではログハウスに似ている。 pic.twitter.com/WwK8BjkpDi
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月1日
窓から内部を見る。350mmの角材が複雑に入り組んで階段や机、椅子を構成している。ただ、これ今も使用しているのだろうか。公式サイトには後述するもう1件のバンガローしか案内が載っていないんだよね。 pic.twitter.com/svJemrJezG
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月1日
そして球泉洞休暇村にあるもうひとつのバンガロー Wooden Lace(渡瀬正記 + 永吉歩、2009・H21、熊本県芦北町)。 #くまもとアートポリス pic.twitter.com/IZrWGXlrbM
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月1日
こちらは角材を縦に並べてFRP(繊維強化プラスチック)で全体をコーティング。角材の隙間から採光する。換気用の開口部も別にある(前掲写真の右下)。内部は未見。 pic.twitter.com/A9o2XrV6dP
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年6月1日
【関連記事】