講演「目尾炭坑跡の発掘調査」と「目尾炭坑展」
本日はこれを聴講した。 pic.twitter.com/VSC6mFgQk7
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月19日
そしてこちらを拝見。 pic.twitter.com/1oOCD0Fabd
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今日はイイヅカコミュニティーセンター(福岡県飯塚市)で「目尾炭坑跡の発掘調査」等の講演を聴講してきた。これは筑豊炭田遺跡群が国指定史跡となったことを記念して遺跡群が存在する田川、飯塚、直方の各市で開催されるリレー講座のひとつだ。 pic.twitter.com/M90zLCwNxw
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目尾(しゃかのお)炭鉱は飯塚市にあった炭鉱で、蒸気ポンプを使った排水に筑豊で初めて成功した。このことから筑豊炭田における近代的炭鉱の原点に位置づけられる。飯塚市教育委員会は遺構の発掘調査を数年間かけて実施し、その調査結果が今日の講演で報告された。 pic.twitter.com/AtPSVAxaeJ
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ただし、保存のため遺構は埋め戻されており、現地に行っても何も見えない。ただの野原だ。同時に国史跡となった田川炭鉱伊田坑(田川市)や筑豊石炭鉱業組合直方会議所及び救護練習所模擬坑道(直方市)に比べると、その歴史的価値が非常に分かりにくく不利である。写真は2015年に行われた現地説明会。 pic.twitter.com/Y9gtSRxwdZ
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私は発掘現場の説明会にも行っているので、今回の講演は割と理解できた。聴衆は炭鉱・歴史ファンが多かったようだし、現場の写真も多数表示されたが、それでもあのとき現地を見ていない人は遺構の位置関係・構造の把握が難しかったかもしれない。写真は竪坑跡。閉山時にコンクリートで塞がれた。 pic.twitter.com/qoJBeGqecV
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講演のスクリーンから。遺構全体の航空写真。発掘は数回に分けて部分的に行われ、その都度埋め戻されたため、現実には全部が露出した状態は生じていない。この写真は合成。 pic.twitter.com/5m7x8Tpe42
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そして、飯塚市歴史資料館では「目尾炭坑展」を3/12まで開催中だ。発掘現場の遺構の写真、現地で採取した刻印レンガ、ポンプの青図などを展示。ただし撮影不可、図録や配付資料は無い。内容は講演と同じ。スクリーンを撮っておいてよかった。 pic.twitter.com/vhcdxv0RfN
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そういうわけで、行かれる方は資料が入手できないことを承知しておいてほしい(地方の資料館ではよくある話だけどね)。また、山本作兵衛氏の炭鉱記録画の原画も数点ほど展示中。ユネスコ記憶遺産の対象外の作品だが、価値やクオリティは同等だ。
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講演後の質疑応答で、目尾炭鉱の遺構が何も見えない現状から、現地の公園整備やVRの活用といった意見が聴衆から出された。それはもっともな話だが、私は飯塚市に単独の炭鉱資料館の建設を望みたい。今の飯塚市歴史資料館は古代史がメインで、炭鉱の展示スペースは決して広くない。
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炭鉱で栄えた福岡県の筑豊三都(飯塚、直方、田川)のうち、独立した炭鉱資料館を持っていないのは飯塚市だけ。まずは、日鉄二瀬鉱業所をはじめとする市内の炭鉱の歴史を総合的に展示する施設が必要だろう。
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目尾炭鉱の場所はココ→ https://t.co/B6k2yC6PF6
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