上野英信の読み方は「えいしん」or「ひでのぶ」?
福岡県鞍手町の炭鉱住宅に「筑豊文庫」という拠点を構え、炭鉱を中心に労働者側の視点から執筆活動を行った作家 上野英信。下の名前は「えいしん」と読まれているが、本当は「ひでのぶ」ではないかという指摘を目にした。https://t.co/eAX1N1lqbE
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月13日
そこで彼の代表作である岩波新書『追われゆく坑夫たち』の奥付を見たところ、確かに「ひでのぶ」とルビが振ってある。これは見落としていた。そういえば、人名としては「ひでのぶ」の方が一般的だ。なお、本名は鋭之進である。 pic.twitter.com/mqfjWWYdRt
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月13日
しかし、2018年に聴講したあるトークイベントでは、ご子息の上野朱(あかし)氏(中央)をはじめ登壇者の皆さんは「えいしん」と言われていた。 pic.twitter.com/iixZ6lZVxA
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月13日
では、どういう経緯で「ひでのぶ」から「えいしん」に変わったのか。検索したところ、朝日新聞のサイトでこの件に触れた記事を見つけた。
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月13日
「キジバトの記」上野英信と晴子―福岡・筑豊 https://t.co/CvfWV9BL72
“ 英信は当初「ひでのぶ」と読ませたが、晴子は後年、外の人に夫のことを語るときは「えいしん」を用い、英信本人も晩年は「どっちでもいいのだ」と言っていたそうだ。”
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2019年1月13日
おそらく「えいしん」の方が本名に近いこともあって晴子夫人がそう呼ぶようになり、本人も読み方への拘りはなかったらしい。
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Tag: 福岡県