佐賀市の現代建築 02
あれこれネタが溜まっているけど、予定を変更してしばらくは佐賀県推しでいく。佐賀は面白いよ。といいつつ、いきなり解体情報を流すのは何だけど、菊竹清訓氏の設計と思われる佐賀駅前の西友佐賀店(1979・S54)は閉店して解体工事が始まっていた。 #佐賀 #菊竹清訓 pic.twitter.com/IUQ5HPSqCw
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月12日
外壁は改修されて竣工時の壁面はほとんど見えないが、全体の形はほぼ変わっていないと思う。避難階段を造形に活かしている点に(立面の凹凸)、代表作である西武大津ショッピングセンターと通じるものを感じる。 pic.twitter.com/O0Gx5Q5S1Y
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月12日
佐賀県立図書館(第一工房 + 内田祥哉、1962・S37、佐賀市)のbefore 2017・after 2018 。1階バルコニーのコンクリート製手すりが撤去、ウッドデッキに改修された。 pic.twitter.com/m4CWXoO8Kr
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
佐賀県立図書館の前に広がる公園が改修されて「肥前さが幕末維新博覧会」(2019/1/14まで)のイベントスペースになり、図書館も関連本のコーナーを設ける形で会場のひとつになった。ウッドデッキ化もこの関連で、気軽に入りやすい雰囲気を作るための改修工事と思われる。 pic.twitter.com/3lXifwOn57
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
佐賀県立図書館の食堂を改修して2013・H25にオープンしたカフェ「days kitchen」。裏口に面して少し分かりにくいが、その隠れ家的な位置が心地よい。佐賀市の観光で食事の場所に困ったらまずここをお薦めする。 pic.twitter.com/H18a7YFGH5
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
佐賀県立博物館(高橋てい一 / 第一工房 + 内田祥哉、1970・S45、佐賀市)。プレキャスト コンクリート建築の名作。工法・プランとも非常にシステマチックだ。ちなみに高橋・内田両氏とも逓信省営繕課出身。 pic.twitter.com/RArE105sq5
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
通常は通り芯で直線上に並ぶべき柱の位置が揃っていない。十字型の部材を連結するプレグリッド システムという床により、柱の位置がランダムに決められるとのこと。 pic.twitter.com/ic2EuSTRI7
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
そして階段も中央のエントランスホールから四方に十字状に延び、先端は片持ちで突き出ている。とにかく十字にこだわったデザイン。 pic.twitter.com/TYeLJwIjue
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
その佐賀県立博物館では現在「すごいぞ!ボクの土木展」を開催中。会期は2018/9/2まで。土木・建築・産業遺産好きで佐賀に行ける人はぜひ行って欲しい。
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
公式サイト https://t.co/EYQ80rak2e pic.twitter.com/TgzjXCj0PK
追記。佐賀県立博物館には「cafe TRES」がある。前述した県立図書館のカフェとここ、そして近隣のサガテレビ内のカフェの3店が、土木展や維新博に行ったとき利用しやすい飲食店だ。他に気軽に入れるお店が無いのよね。まあ、探せばあると思うけど、すぐ入るならこの3店。 pic.twitter.com/ubkssQY4EK
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月16日
市村記念体育館(坂倉準三、1963・S38、佐賀市)。県の体育館で、現在は明治維新150年記念事業「肥前さが幕末維新博覧会」のメイン会場「幕末維新記念館」として利用中(2019/1/14まで)。老朽化のため体育館機能は終了が決まっており、博覧会終了後の活用策は未定である。 pic.twitter.com/vl7eHVEuWC
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
市村記念体育館は佐賀県出身でリコー三愛グループの創業者 市村清氏が寄贈した。維新博に伴い佐賀市内各所に設置された郷土の偉人像に市村清氏も入っている。そういう経緯から、佐賀県は解体という選択肢は採らないだろうと信じている。 pic.twitter.com/E1PV27jqSQ
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
RC折板構造の特長を上手く活かしたデザイン。折板構造の建築は少なくなっているだけに、何か保存・再生の方策を見出してほしいところだ。 pic.twitter.com/46GojJL7Hl
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
佐賀県庁最上階の展望室から見る。 pic.twitter.com/84d4RjH0fE
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
維新博会場としての使用中は、競技スペースは映像上映のため真っ暗で本来の建築空間はまったく見えない。結局、体育館時代の内部は見損なってしまった(何度か訪問したが競技中だったので)。エントランスホールは内装を多少いじっている程度で、おおむね現状維持。 pic.twitter.com/CfQJ3NkOqT
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
佐賀県職員研修所・佐賀県教育センター(村野藤吾、1979・S54、佐賀市)。佐賀市郊外(合併前の大和町)の山すそに建てられた県職員と教職員の研修施設。佐賀県唐津市出身の村野藤吾が設計した佐賀県内唯一の建築である。 pic.twitter.com/zvv8PgsePa
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
白い箱形の建築が傾斜地に分棟形式で並び、渡り廊下で繋がっている。立面は彼のオフィスビルやホテルに見られるシンプルなデザインだが、そのプロポーションや分棟間隔、高低差を活かした車道の配置などに熟練さがうかがえる。 pic.twitter.com/ntGrMYz8Oi
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日
地味な建築であることは否めないものの、〈村野美学の基本〉(『村野藤吾建築案内』187頁)が表れているといえるだろう。 pic.twitter.com/7DmU1ZTZUv
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年9月6日