すごいぞ!ボクの土木展 02
佐賀県立博物館で開催中の「すごいぞ!ボクの土木展」。先日の概要に続いて今回から個別の作品を紹介したい。ただ、全部を詳しく説明すると見に行く楽しみが半減するので、私が気になったものを手短に述べる。博物館に到着するとまず目に留まるのが、このカラフルな油圧ショベルだ。 #ボクの土木展 pic.twitter.com/BAbzosZM4u
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
作品名は「しゃべるのホルホル」。「ショベル」と「しゃべる」を掛けているのね。作者は佐賀市出身のイラストレーター326(ミツル、なかむらみつる)氏。動物等のイラストが描かれた油圧ショベルはしばしば見かけるが、326氏らしいユルい表情の絵柄と重機のアンバランスが面白い。 pic.twitter.com/mgXqMd8zQC
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
また、佐賀県立博物館の力強いデザインと重機がマッチしている点も見所だ。ペデストリアンデッキのような2層分のピロティは、建築というより土木構造物を思わせる。考えてみればこのピロティはかなりオーバーだ。イベントスペースを想定したのだろうか。 pic.twitter.com/GE1M7ppTwz
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
佐賀県立博物館のエントランスホールに入るとまずこのポスターを見ることになる。土木展のために佐賀県内の複数の土木構造物がイラスト化されていて、これは嘉瀬川ダムがモデルだ。水を吐き出しているのは放流を表している。 pic.twitter.com/WaleDqde61
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
イラストは目と口があるように描かれているが、本当にこういう開口部が堤体に存在する。それを踏まえての擬人化。なお、嘉瀬川ダムは佐賀平野を流れる一級河川、嘉瀬川に2012・H24年に完成した。 pic.twitter.com/4IXUq7RULL
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
ポスターの裏側にも作品があるがその紹介は割愛して、土木展のメイン会場である3階に向かおう。この建築は1階中央から四方に階段が一直線に延びている。来館者に優しいプランとは言い難いが、それは置いておき、身体的に大丈夫なら頑張って階段を上ってほしい(エレベーターもある)。 pic.twitter.com/UvDZ20oqFh
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
3階の階段突き当たりには展示スペースがあって、そこに展示されているのが「waterfall」(ミナデ + とっぺん + put up. )という作品。先述した嘉瀬川ダムの放流をCGで再現してスクリーンに投影したものだ。もちろん本当にこの光景を見ようとしたら放流に飲み込まれてしまうw pic.twitter.com/vOCrbBOH50
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月25日
この長い階段を上って映像と対峙するという行為は、実際のダム訪問をなぞらえているといえないだろうか。山道を延々と走り続けるとやがて視界にダムの堤体が現れる─ これを佐賀県立博物館の独特な空間を活用して再現したのだ。個人的にはこの作品に一番感心したね。 pic.twitter.com/E0RyhoC00P
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