すごいぞ!ボクの土木展 01
先日、佐賀市の佐賀県立博物館で開催中の「すごいぞ!ボクの土木展」を見に行った。これが実に面白かったので概要と見所を紹介したい。会期 2018/7/25~9/2。公式サイト https://t.co/EYQ80rak2e #佐賀 #ボクの土木展 pic.twitter.com/huIC7rfEAV
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月23日
「すごいぞ!ボクの土木展」は名前の通り土木技術の役割や魅力を紹介する企画展だ。土木をテーマにした多様な作品が展示されている。ディレクターはワークヴィジョンズ代表の西村浩氏。同社は建築設計の他、イベントや土木構造物のデザインも手掛けている。公式サイト https://t.co/cWd8uYENQR pic.twitter.com/8TsGLONDcX
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年8月23日
「ボク」と「土木」で韻を踏んでいるのは単なるダジャレではない。土木技術の恩恵は国民全員が享受しているのだが、普段、個人がそれを感じることは少ない。企画展はその隔たりを接続する意図がある。写真はトークショーの西村氏のプレゼン画面。 pic.twitter.com/s8IMOn3eN0
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土木展はこれまで2016年に東京の 21_21 DESIGN SIGHT で、2018年に上海の藝倉美術館で行われた。佐賀はその巡回展になるが内容は大幅に変更、ローカライズされている。今回、佐賀市で実現したのは西村浩氏が佐賀県出身であり、同市でまちづくりの実績(「わいわいコンテナ」等、写真)があるからだろう pic.twitter.com/of4kiSm9uC
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佐賀の土木展では、佐賀ゆかりのクリエイターの作品を中心に22点が展示されている。模型や映像から体験型の作品まで幅広いタイプが揃っていて、土木マニアや専門家だけでなく老若男女、誰もが楽しめる。内容のバランスが上手く取れている。 pic.twitter.com/xuMGDI5MLS
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ところで、「すごいぞ!ボクの土木展」は「肥前さが幕末維新博覧会」という佐賀県における明治維新150年記念事業の関連プログラムのひとつだ。鹿児島・山口・高知に比べると目立たないが、佐賀(肥前藩=鍋島藩)も倒幕を主導した「薩長土肥」の一藩である。 pic.twitter.com/NHWc0IGbVw
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このため、さが維新博の会場はどこも「日本の近代化は佐賀県から」「有能な人材を登用した藩主 鍋島直正は偉い」といった内容が声高に語られる(唐津市=唐津藩の会場は異なるが)。特にメインパビリオン「幕末維新記念館」はすごい。正直言って他県民はけっこう引いてしまう。 pic.twitter.com/YUfpxYxiW6
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このように過去を礼賛する傾向が強い維新博にあって、写真の「club DOBOKU」のようなはっちゃけた現代アートを展示する「すごいぞ!ボクの土木展」の存在は、個人的にかなり救われた気持ちになった(なお、郷土の歴史を学ぶ系統の展示物もある)。 pic.twitter.com/3nZtQbtaFC
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