筥崎宮大鳥居、2018/3/6から解体工事が始まる
福岡市の代表的な神社のひとつ、筥崎宮。その参道と国道3号線との交差点に昔から建っている、地元民には馴染み深い同神社の大鳥居が解体されるという衝撃的な情報をキャッチしたので、今日(3/3)、現地に行ってきた。 pic.twitter.com/KtTsrKseTJ
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年3月3日
現地の看板より。
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年3月3日
「筥崎宮大鳥居のモルタルが落下する危険性がございます。安全のため大鳥居を解体する事となりました。」「工事期間 平成30年3月6日から平成30年4月30日まで(予定)」 pic.twitter.com/s0jdRFNtc8
社務所でお守りを受けるついでに巫女さんに聞き取りしたところ、大鳥居の解体後、再建する予定は無いとのこと。 pic.twitter.com/mJYrIJzmxA
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その巫女さんは、職員もみんな残念に思っていると言われた。筥崎宮としても苦渋の決断だったのだろう。その気持ちは地元民も同じだ。せめて、解体の情報をもっと早く周知して人々に見納めの機会を与えてほしかった。大鳥居は神社の所有物だが、建立から80年以上を経て、地元民の原風景でもあるのだ。 pic.twitter.com/SfAgCnxMsb
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参道から博多湾の方向を見る。海岸にも朱色の鳥居が建っている。この2つを含めて筥崎宮の参道上には4つの鳥居があるが、大鳥居の解体で1つ減ることになる。 pic.twitter.com/vSuX0FP2Cc
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福岡市の筥崎宮は、宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)とともに日本三大八幡宮とされる。扁額の揮毫は建立当時の福岡県知事 松本学。 pic.twitter.com/t4d2gl5Ybu
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大鳥居は鉄筋コンクリート造。これは柱に埋め込まれたプレート。設計は福岡県営繕課の薄與荘(すすき よそう、営繕課長)と是永雄。施工は清水組(現 清水建設)。建立は紀元2590年=西暦1930年(昭和5年)。大鳥居は紀元2590年記念事業の一環として建てられた。つまり公共事業だった。 pic.twitter.com/m3owAJ82cB
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柱にはもう1枚、1974・S49に補修工事を行った際のプレートが埋め込まれている。これはもちろん筥崎宮の資金で実施。施工は同じく清水建設だ。2018年も補修で対応してほしかったが… pic.twitter.com/bp7tXUBVsG
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年3月3日
確かに表面に劣化は見えるものの、補修で対処できそうな気がするんだけど。いろいろ事情があるのだろうが、公共事業だったという経緯や地元のランドマーク / 原風景として定着している背景を踏まえて、筥崎宮はもう少し詳しい説明をしていただきたいところである。 pic.twitter.com/YdsxOUmm7I
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年3月3日
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