西鉄北九州線 本線 (仮称)陣原の橋梁
2000・H12に廃止された西鉄北九州線(福岡県北九州市)の最後の営業区間だった黒崎駅前〜折尾の廃線跡には、レンガ造の遺構が数カ所残っている。その中で今まで私が見落としていたレンガ橋台を先日見てきた。場所は国道3号線「瀬板の森公園北口」交差点付近。Googleマップ https://t.co/1ssMeJ0BtU pic.twitter.com/D3mjzaWUXJ
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年2月16日
国道3号線から見る。写真が暗くて少し分かりにくいが左下が今回紹介する橋台で、背後の線路はJRの筑豊本線短絡線と鹿児島本線だ。地図から判断すると、ここは瀬板貯水池の放水路と線路が交差する地点らしく、平時は水は流れていない。 pic.twitter.com/uR9anwWXq8
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橋梁名は未確認。住所が北九州市八幡西区陣原4なので仮に「陣原の橋梁」と呼ぶ。電停でいうと陣の原~折尾東口の間。同区間を含む黒崎駅前〜折尾の開業年は1914・T3で、当時の事業者は九州電気軌道(西鉄の前身のひとつ)である。なお、JR側の橋梁名は森松避溢(ひいつ)橋という(現地で確認)。 pic.twitter.com/3BTfgkNlkj
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実は数年前に森松避溢橋を撮るために訪れたことがあって、なぜこのレンガ橋台を見落としたのかと自分の節穴ぶりに落ち込んだのだが、先ほど森松避溢橋の写真を見返したところ、当時は真夏で草が生い茂って見えなかったのね。 pic.twitter.com/T3FMc4yDre
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西鉄のレンガ橋台とJRの車両。金山川と瀬板貯水池に挟まれた地形の関係上、この辺は鹿児島本線と筑豊本線短絡線、西鉄北九州線、国道3号線が集まって併走していた。西鉄の路線以外は現役だ。 pic.twitter.com/xbIj8GYa2W
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現存する折尾側の橋台から放水路と対岸を見る。黒崎側の橋台は解体済み。水路の中心にはコンクリート舗装の歩道が通っていて、森松避溢橋をくぐり抜けて向こう側に通じている。近隣住民の抜け道に使われているようだ。歩道以外の地面はぬかるみが激しく歩行は困難。こちらの言葉でいうと「いぼる」。 pic.twitter.com/EowPopRDB5
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解体された橋台の瓦礫。 pic.twitter.com/NXyQDLxTXP
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現存橋台の上端で見つけたレンガの刻印。レンガに詳しい「歩鉄の達人」さん @hotetunotatujin によると中央は大阪窯業の刻印とのこと。左はよく分からないが、ロット管理上の記号だろうか? pic.twitter.com/7rhu1tuLoM
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3つめの刻印(上)の会社名は未確認。 pic.twitter.com/TQoAKO68pF
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レンガ橋台の上から折尾側の廃線跡を見る。 pic.twitter.com/K0ELcBexIo
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この橋台からやや東側(黒崎側)の廃線跡で見つけた伏樋(ふせび、排水管のこと)と思われるレンガ構造物。国道3号線から撮影。 pic.twitter.com/a5eUEv3WPA
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年2月16日
ついでにJRの森松避溢橋の写真も載せておこう。実測していないが、下は身をかがめないと通れないほど低い。というか当初は人の通行を想定していなかっただろう。 pic.twitter.com/qCDyREOmM8
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昨夜のツイートのひとつを訂正。「3つめの刻印」を改めてよく見ると、最初に出した大阪窯業と同じものですね。刻印の押し方が甘いか、表面が削れたかで分かりにくいだけのこと。https://t.co/Kgmz8QAoIe
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2018年2月17日