（仮称）日の出アパート 解体
昨日、福岡県直方市を訪れた際、直方駅近くにあった通称 日の出アパート（または日の出ビル）という古い店舗付き集合住宅（いわゆるゲタバキアパート）が解体されて更地になっていることに気付いた。 #danchi #直方 pic.twitter.com/7NOAHKKRbr
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2017年8月20日
これが日の出アパート。鉄筋コンクリート造4階建ての片廊下型で、1階は店舗、2階はおそらく店舗向けの住戸（一部店舗）、3〜4階は一般住戸という構成。建物の正式名称は未確認で、1階が「日の出商店街」という名前だったから、仮称として日の出アパートと私は呼んでいた。 pic.twitter.com/xZp1ObubFx
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片廊下の外側にさらに片持ちの階段が付いている。しかも2階で終わっているので法規上の直通階段ではない。なかなか珍しい階段だ。 pic.twitter.com/FLbmZDTuEy
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その階段のアップ。手すりとささら桁を一体化したデザイン。横桟は子供が上って転落する危険性があるので好ましくない。今時こういうデザインはできない。それは分かっているがカッコイイ。 pic.twitter.com/1fDQwBYe23
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廊下と階段の手すりの連続性が良い。 pic.twitter.com/3bgblkXvkT
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私は当初、これを民間アパートだと判断したが、クータロさんという方がブログで福岡県住宅協会（現 福岡県住宅供給公社）による直方駅前団地の可能性を指摘された。
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Fukupedia > ＜直方市の街並み・後編 新町、須崎町など＞ https://t.co/e0xspGyXHk pic.twitter.com/zZ3gQchStl
そこで自分も『福岡県住宅復興誌 I 』（注：復興「史」ではない）を読み返したところ、「昭和29年度県協会（長期分譲）住宅建設実績」表に「直方駅前団地」の記載があった。なお、直方駅前団地という名称の団地・建物の存在は、地図・現地調査のどちらでも確認できていない。 pic.twitter.com/XcQD682BR1
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結局、直方市の図書館で市史や郷土資料、古い地図を調べたものの、日の出アパートが直方駅前団地であるとの裏付けは取れなかった。地図の表記は「日の出商店街」のみ。ただ、可能性はかなり高いと思う。 pic.twitter.com/eoYYeggr9r
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