池島炭鉱 2017年4月の訪問記02 ボタ捨て場
長崎の炭鉱の島巡り、池島編の続き。今回は少々地味な話でボタ捨て場を紹介したい。掘り出した原炭から石炭を選別した後の不要な石を西日本ではボタ、東日本ではズリという。これを積み上げたものがボタ山だが、池島では海岸を埋め立てるか(矢印右)、四方岳の北斜面(矢印左)に捨てていた。 pic.twitter.com/6FCDGHGfDt
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2017年5月18日
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隣の松島から望遠レンズで撮影した四方岳の北斜面のボタ捨て場。背後に見える高層建築物は通称「8階建て」と呼ばれる炭鉱住宅。 pic.twitter.com/8iU5As2RkT
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このボタ捨て場には炭鉱進出以前からの古い集落である郷地区の海岸から歩いて行ける。 pic.twitter.com/aRI25t2bRb
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斜面下のコンクリート擁壁はボタが海に流出するのを防止するためだろう。建設時期は分からないが、国土地理院の空中写真閲覧サービスで見ると1984・S59時点では写っていない。 pic.twitter.com/Ahr7Mnasvd
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斜面は立ち入り禁止だった。落石や転落の危険があるから仕方あるまい。 pic.twitter.com/t7g3JycIDs
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福岡県内で現存するボタ山は一見自然の山と見分けが付かないほど草木に覆われているが、ここはそうでもない。北斜面で生育しにくいからか、もしかしたら護岸工事の際に斜面を均したのかもしれない。 pic.twitter.com/olfjsSZw8c
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鉱業所からボタ捨て場まではトロッコ軌道で運んでいた。昔の写真にはボタ運搬線がはっきりと写っている。現在のGoogleマップ衛星写真モードでも廃線跡がうっすらと読み取れる。蛇行しているのは等高線に沿っているから。 pic.twitter.com/OFw3PG7EVU
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以前からボタ運搬線の廃線跡を辿りたいと考えているのだが、今回の池島訪問でも時間が無くて実現できなかった。写真は道路と交差する運搬線の跨道橋。撮影2008・H20。 pic.twitter.com/VAkejGfoPB
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もうひとつのボタ捨て場である海岸の埋め立て地。ここは貯炭場として使っていたためか、今も表面が黒々としている。撮影2008・H20。 pic.twitter.com/MuvqrDnGSB
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埋め立て地の東端、池島港の炭鉱住宅街北側の光景。 pic.twitter.com/UcgZYmoZM5
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現在、池島炭鉱坑内見学ツアーの出入りに使っている軌道。昔の写真を見ると、これが埋め立て地へのボタ運搬線だったようだ。 pic.twitter.com/K83lcYu4L8
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