松島炭鉱 運炭線のトンネルと廃線跡
先日ツイートした松島炭鉱(長崎県西海市)の遺構の続き。島南西部にある第四坑で掘り出された石炭は、北西部の内浦港(現在の松島火力発電所周辺)まで鉄道で輸送した。この運炭線のトンネルが現存している。アクセスできるのは西側の坑口。反対側は火力発電所の貯炭場で坑口が残っているかは未確認。 pic.twitter.com/loVnsswDcm
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2017年5月12日
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第四坑は1914・T3に着工して1917・T6に完成。よってトンネル(と運炭線)も同時期と見ていいだろう。構造は石造。 pic.twitter.com/WajWsho4vJ
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アーチ部分の石材にはノミの痕跡が見て取れる。 pic.twitter.com/RHVL4WqrRa
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内部はコンクリートで補強している。国土地理院の空中写真閲覧サービスで昔の写真を見ると、炭鉱閉山後も松島火力発電所が進出する前(昭和50年代)までトンネルを道路として使っていたようだ。 pic.twitter.com/Vc52c8lyPk
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坑口付近の法面。地面に多数の石材が転がっていたので、石積み擁壁の上の方は崩れたと思われる。 pic.twitter.com/VND4srYYsV
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トンネルの位置については、第四坑を紹介した際に載せた地図を再掲しておく。松島の船着き場に掲示されている観光地図に加筆したもの。 pic.twitter.com/3M9YLZXDQ8
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そして、確証は得ていないが、松島西側の海沿いの道路はおおむね運炭線の廃線跡ではないかと思う。 pic.twitter.com/X0Q1XDKcwp
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道路際の石積み擁壁。これもかなり崩れている。 pic.twitter.com/fCfc6pp6Gy
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松島を一周する県道199号線(松島循環線)の西側の海岸沿い。これが廃線跡をそのまま舗装したものかどうかは分からない。私の印象ではかなり土を盛っているような気がする。 pic.twitter.com/vxsNdCDa9S
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道路下の沢を覗くとここにも石積み擁壁が見えた。 pic.twitter.com/axJSNA5Y60
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さて、第四坑には石炭を貨車に積み込む施設があったはずで、それらしい場所を見つけた。このコンクリート擁壁の上に先日紹介した第四坑の遺構がある。積み込みに高低差を利用するのは他の炭鉱でも見られる。ただし、コンクリート擁壁自体が炭鉱時代のものかは不明。 pic.twitter.com/jawMjxPAco
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その近くで石積み擁壁も見つけた。こちらは炭鉱時代の可能性が高い。 pic.twitter.com/4aaFT9BfkU
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