大島炭鉱
4月中旬に長崎県北西域の海に連なる炭鉱があった島々を見て回った。一番の目的は九州最後の炭鉱である池島炭鉱。正式には松島炭鉱池島鉱業所といい、この会社は松島が創業の地だ。さらに大島でも採掘していた。各島の位置関係は添付地図の通り。 pic.twitter.com/1fNJU16ZcA
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2017年4月30日
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廃墟や産業遺産が好きで池島に行く人はたいてい最寄りの神浦港(長崎市外海町)から乗船するが、佐世保市からも船が出ていて、この航路は大島と松島を経由する。つまり佐世保駅まで行けば、あとは船と徒歩だけで三島の炭鉱巡りができる。写真は佐世保新みなとターミナル(北川原温、2003・H15) pic.twitter.com/zENkgOtBth
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なお、大島は橋で九州本土とつながっている(正確には本土〜寺島〜大島)。炭鉱以外にも行きたいところがあったので、初日は佐世保市に宿を取ってレンタカーで大島に向かった。写真左から大島、寺島、九州本土(佐世保〜池島の船上から)。時刻表 https://t.co/RdHclg4n5a pic.twitter.com/vSDhjMng6i
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炭鉱開発は松島→大島→池島の順で、大島は1935〜70(S10〜45)まで操業した(実際はその前の歴史もある)。閉山後に造船所が進出、炭鉱からの産業転換に成功した。写真は石炭積み出し港の貯炭場跡地から見た大島造船所。巨大なゴライアスクレーンが並んでいる。 pic.twitter.com/gez68GoT90
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船上から見た貯炭場跡地。その右奥、樹木が生い茂っている部分に炭鉱があったようだ。 pic.twitter.com/IkJEuIRESG
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2011・H23に短時間だけ寄ったときは茂みの中に何かの坑口(斜坑口なのか構内軌道のトンネルなのかは未確認)が見えたが、今回は確認できなかった。草木に埋もれているだけで、まだあると思うけど。 pic.twitter.com/xx7WVemW9W
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船で前述の反対側に回り込んだところ。炭鉱時代のものと思われる桟橋の跡や建物がある。建物は炭鉱の電機・機械部門を出自とする松島電機製作所が今も使っているようだ。 pic.twitter.com/21oEX5gVAk
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確認できた直接的な炭鉱遺構はこれくらい。炭鉱住宅もほとんど残っていない。市営浜町団地の西側に並んでいる木造2階建ての長屋群は炭住と思っていたけど、よく見ると建て替えの可能性が高い。唯一、完全な状態で残っていた家屋があったが(撮影2011・H23)、今回は現存を確認できなかった。 pic.twitter.com/tZ0m1XnbB2
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大島炭鉱の記念碑「大島炭鉱を偲ぶ碑」。市営真砂団地の公園内にある。碑の正面は公園の内側ではなく、道路の向かい側に広がっていた大島炭鉱の敷地(現在は松島電機製作所)を向いている。場所はココ→ https://t.co/imzKIbkI9k pic.twitter.com/aiNW9twGEH
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「大島炭鉱を偲ぶ碑」の碑文。建立は1982・S57。 pic.twitter.com/SOvnFAdMQt
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やや離れた場所に記念碑とは別に殉職者慰霊碑もある。場所はココ→ https://t.co/kxfFo0TQJs pic.twitter.com/oS6dMwGo3C
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碑文や建立年は一切記されておらず、松島炭鉱株式会社という文字が無かったら何の慰霊碑かさえ分からない。大島炭鉱ではなく上位の会社名になっているということは、松島・大島・池島3鉱全体の慰霊碑なのかもしれない。なお、松島と池島の現地にも慰霊碑はある。 pic.twitter.com/R5YfWqF4J7
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炭鉱の守り神である大山祇神社の階段。 pic.twitter.com/qtI2kgOVfx
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大山祇神社の鳥居と拝殿。これらは閉山後の建て替え。炭鉱がなくなると朽ち果てる神社も少なくないが、大島は現在もきちんと保たれている。 pic.twitter.com/lBa5Xyya8y
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訂正。先ほど炭鉱住宅は建て替えられたと述べたが、リンク先のブログによると一定数の住宅は補修されて現存と見ていいようだ。写真は2011・H23訪問時のもの。
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アトリエ隼 仕事日記 > 松島炭鉱大島鉱業所跡 ~ その③浜町炭鉱住宅街周辺 https://t.co/0px2itBGiV pic.twitter.com/Mjya66YNPd