博多人形作家協会新作展「炭坑記録画 山本作兵衛の世界」
福岡市のアクロス福岡で開催中の「博多人形作家協会新作展」(10/26〜11/1)を見てきました。私の目当ては特別企画として「炭坑記録画 山本作兵衛の世界」をテーマに共同制作された作品です。 pic.twitter.com/pN1MaBY5bY
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2015, 10月 30
@take_all_a アクロス福岡の告知ページ→ 第52回博多人形作家協会新作展 https://t.co/tUWn1ZgL3v
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@take_all_a 世界記憶遺産にも登録された山本作兵衛翁の炭鉱記録画の場面を博多人形で表現。元絵のコピーも掲示されており、見比べると作兵衛翁の作風が見事に立体化されていることが分かります。 pic.twitter.com/4d2GIvjSFj
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@take_all_a 例えばマンガやアニメキャラのフィギュアでは「何か違うなあ」と感じることがありますが、この博多人形にはそういう違和感が全く無い。さすがプロの伝統工芸作家。しかも今回は自身の作家性を抑えて絵の忠実な再現に徹しています。もちろん博多人形としての魅力もある。
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@take_all_a 作品をいくつか紹介しましょう。山本作兵衛翁の代表作「母子入坑」。人形制作は西山陽一氏。 pic.twitter.com/3a0raWd1oe
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@take_all_a なお、最初に載せた作品は「転宅」。人形制作は川崎修一氏と馬場千代子氏。
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@take_all_a 「立ち掘り」。人形制作は高山高夫氏。男女がペアを組んで(基本的には夫婦)、男が採掘し(先山という)、女が石炭をすくって函に入れる(後山という)場面を描写したもの。 pic.twitter.com/b5zmuCMMzJ
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@take_all_a この企画が面白いのは、平面では見られないアングルからその絵の世界を覗けるところ。もちろん、脳内でその場面を想像するのが本来の絵画鑑賞のスタイルだけど、これはこれで面白い。 pic.twitter.com/WFizg9yEz3
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@take_all_a 「低層炭座り掘り」。人形制作は川崎修一氏。同じく先山・後山による採掘の描写で、こちらは石炭の層が薄いために坑道も狭く、身をかがめながら作業している。この元絵も作兵衛翁の代表作のひとつ。 pic.twitter.com/W6KX9NTG8c
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@take_all_a 「ヤマ人と入墨」。人形制作は国崎信正氏。作兵衛翁が描く炭鉱夫の特徴は全身の色鮮やかな入れ墨。博多人形でもそこはきちんと描いている。 pic.twitter.com/tJChl1whSe
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@take_all_a 「乗り廻し棹取」。人形制作は国崎正行氏。人形以外の小道具類の再現性にも注目。棹取とは石炭を運ぶ炭車(トロッコ)の操作・配車を担当する者で、炭鉱の花形職種だった。 pic.twitter.com/hSQRCnfPhy
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@take_all_a これも作兵衛翁の代表作で「ヤマの浴場」。人形制作は田中弘氏・斎藤善月氏・田中勇氏。この人形展一番の大作。 pic.twitter.com/jP7YoOiwDU
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@take_all_a 明治・大正期の炭鉱の浴場は混浴だったこと、経営者の注意書きなどお構いなしで浴槽で石けんを使っていること、多種多様な入れ墨など、当時の炭鉱労働者の様子が生き生きと表現されている。 pic.twitter.com/tjntKoQTr3
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@take_all_a 補足。山本作兵衛翁の炭鉱記録画を立体化した作品は撮影OKですが、それ以外の博多人形作品は撮影禁止です。ご注意ください。
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